Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

4月10日活動報告

【前回(4月10日)CEC活動報告】

<参 加 者>5名(男性3名 女性2名)鷲見さん・徳丸さん・永田さん・松本さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング 

 「岐阜英語会」から松本さんが初参加されて、装いも新たに新年度をスタートできた前回CEC。鷲見さんも久しぶりに参加されて、いつもの雰囲気が戻りました。はじめに、松本さんから自己紹介をいただきましたが、ご自身のアメリカ在住中のご経験を交えた話を、メンバー一同興味深く聞かせていただきました。過日の岐阜英語会で「東日本大震災」のまさに当日、ドイツの某空港にいた松本さんが、そこで居合わせた日本人観光客のマナーについて考えさせられたというエピソードをうかがいましたが、海外におけるご経験、それを題材にした自身のご意見を、私はいつも傾聴しています。これをご縁に、CECにおいても同様に、その豊富な海外エピソードをお話いただけたらと今から期待しています。その後、メンバーが順に近況報告をし、そのうちのいくつかの話題に焦点を当て、おしゃべりを楽しみました。最も話題に上ったのは、池江璃花子さんの「奇跡の復活」。白血病に見舞われ、東京五輪どころか、その競技人生、さらに、健康そのものを著しく脅かされていた彼女が「東京五輪」の選考レースに参加する。それどころか、複数のレースを制し、「日本代表」の座を手中に収める。彼女の突然の発病に仰天した私たちでしたが、今回は彼女の奇跡に仰天。闘病中に、無菌室から私たちにメッセージを送っていた彼女を思うと、また、復活初日、他の日大女子水泳部員とともにプールサイドを歩いている際に、女子大生スイマーたちの中に、背の高い女子中学生スイマーが一人混じっているとしか思えなかった、見る影もなかった当時の姿を思うと、彼女が「勝った」瞬間、プールの中で思わず流した涙の美しさは、観る者すべての心を打ったでしょう。その喜びを、彼女が直接スマホで報せたのが、闘病中に病院で知り合った、同じく難病の少女。復活初日、プール台に立った瞬間に足がすくみ、思わず声を上げるとともに、飛び込むことができなかった姿に始まり、折々の練習動画を送り続けた、今も病床の彼女へのエールをとっても、池江選手が闘病中に得た諸々の大きさ、深さを垣間見る思いがします。過日放映された「NHKスペシャル 池江璃花子新たな挑戦」において彼女が語っていた「以前は結果がすべてだった。今は結果に至る過程はもちろん、その間に自分にかかわっていただいている方々の思いが大切にできる自分になってきた」という一言の意味が私には何となくわかる気がしました。今なお賛否両論が渦巻く中で、池江選手の「快挙」は、東京五輪を一気に後押しした感はありますが、彼女はもちろん、青春のすべてエネルギーを五輪に賭け、日々完全燃焼をしているすべてのアスリートのご健闘を祈るばかりです。池江選手の朗報の一方で、昨今「平成の三四郎」こと、古賀稔彦氏の突然の訃報もありました。バルセロナ五輪では、直前の練習中に、当時弟分の吉田秀彦選手との乱取りで左膝大怪我。試合どころか、歩行さえままならぬ身体で、奇跡の金メダルを獲得した古賀さん。惜しまれる急逝を悼み、心よりご冥福をお祈りします。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 「英語(学習)」をトピックに、個々の身近な体験をベースに意見交流ができた前回は、いずれ劣らぬ説得力のある意見が多く、一つの意見に、他メンバーの意見をどんどん重ねていくことができたと思います。話の焦点がぼやけたり、話の論点が逸れることもほとんどなかったのは、参加メンバーの方々の会の進行へのご理解とご協力があってのことだと深く感謝しております。テーマに向け、事前にご意見を練ってみえた方、話の流れの中で、今話し合うべきキーワードなどを的確にとらえ、それに向かって一生懸命にお考えいただいた方など、個々に参加テーマは異なっていたとは思いますが、それらがうまく噛み合ってこそ、広がりと深みある話し合い、さらに、それに見合った「落としどころ」が生まれてくると実感しました。とくに、話し合いが白熱した「最も大切と思う語学スキルは何か(What do you think is the most important language skill ?)」では語学スキルはもちろん、個々の語学学習のバックボーンも意見交流でき、大いに参考になりました。私自身は昨今の「話す聞く」に傾倒しがち英語学習を少し冷ややかに見ています。とともに、「読む書く」を、とりわけ「書く」大切さを再認識すべきと考えます。「書く」には大きく分けて順に、「覚(える)」「確(かめる)」「較(べる)」「拡(げる)」の4つの機能があり、それらは自宅で一人でできます。それが「学習習慣」として定着することが、ひいては、「(思考の)核」となり、長じて二つの「格(人格から品格)」に高まっていくと考えます。「書くこそ語学の上手なれ」です。