Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

11月20日活動報告

【前回(11月20日)CEC活動報告】

<参 加 者>4名(男性3名 女性1名)鷲見さん・徳丸さん・松本さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 コロナ感染状況が落ちついている中、連日快晴の秋空も私たちの気持ちを何となく後押ししてくれているように感じられた昨今、前回CECもそんな前向きなトーンが随所にあり、活発な話し合いができました。ウォームアップでは、鷲見さんから各務原市民公園「学びの森」にある「冬ソナストリート」での紅葉狩りのお話をいただきました。色づく落葉樹の味わいに浸り、日本の四季の美しさを目と肌でじっくり堪能してみえた様子を伺い、私自身も早々に出かけてみたいと感じました。これからいよいよ、晩秋と初冬がシンクロして、季節が大きく動きます。メンバーのみなさんにおかれてはくれぐれも体調に留意され、1カ月余となった2021年を健やかにお過ごしいただけたら幸いに存じます。10分間余のウォームアップ後、参加メンバー相互で「ペア・チャット(7分間×3人)」。個々の近況報告、時節の話題、最近気になっていることなどを語り合っていただきました。徳丸さんとのチャットでは、一周忌を迎えられる加納さんの思い出話をしました。私自身が多くの英語仲間と出会うきっかけとなった「タイムトライアル」の中心メンバーとして尽力されていた在りし日の加納さん。日差しの強い昨年6月初旬、岐阜中央病院へお見舞いに出かけた折りは、コロナ禍の真っ只中でたいへん不自由な入院生活を余儀なくされていました。10分ほどの制限時間で多くを語り合うことはできませんでしたが、まだまだ学ぶ意欲に満ちてみえた彼を思い出すと、思う存分に学べる自身の境遇に感謝しつつ、謙虚に学ぶことが大切だと再認識しました。いずれにせよ、「光陰矢の如し(Time waits for no one. Time flies like an arrow.)」。「少年老い易く、学成り難し(Art is long, life is short.)」。「学習(≒楽習)」をベースにしつつ、「学問(学び続け、問い続ける)」厳しさを忘れないで、私たちの英語学習を進めていけたらと思います。鷲見さんとのチャットでは、トピック選定の理由や経過を手短に話していただきました。「苦労なくして学ぶことはできない(We can’t learn without pain.)」という言葉から私がイメージしていたものと彼女の意図しているものとがかなり異なり、少なからず驚いたものの、より深い部分で「学びの本質」に迫ってくる彼女の話に思わず聴き入ってしまいました。「学び(learning)」と「苦労(pain)」とが比例することで、私たちの話は重なり合っていましたが、「苦労(pain)」の質において、まったく異なる捉えがありました。私がイメージしていた「苦労(pain)」は「苦労は買うてでもせよ」という類のもので、試行錯誤により、「今の苦労はいつの日か必ず報われる」といった前向きな感じでしたが、鷲見さんがイメージされていた「苦労(pain)」は、思いがけない、ある意味で「突発的災難」を克服していく過程であり、そこにある「試行錯誤」を越えた「七転八倒」といえる過程には、「学び方」を越えた彼女の「生き方」さえ垣間見えました。5分間小休止を挟み、「グループ・チャット」では、個々の「苦労(pain)」の捉え方により、話し合いは進みました。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】

 一度決意し、「一芸に秀でる」と志した人間は「苦労(pain)」を厭うことは許されません。そうでなくても、何らかの成果を求め、何か始めたら、自身の求めた成果が出るまでは、「苦労は苦労とは思わない」くらいの心がまえこそ必要だと私は思います。「よくあんなことできるな」というほどの苦労を飄々とできる、している人でなければ、大事は成せないでしょう。今をときめくメジャー・リーガー大谷翔平選手などは、まさに「苦労は苦労とは思わない」どころか「苦労の中に歓喜を見い出せる」人生の達人ではないでしょうか。若いのにすばらしい限りですが、そんな「苦あれば楽あり」の生き方こそが、「プレッシャー(pressure)」を「プレジャー(pleasure)」に変えていく強い精神力の源ではないでしょうか。一方、前回鷲見さんのご提案にあるトピックにおける「苦労(pain)」は、「苦労」というよりも「苦痛」。まさかの「健康問題」に直面したときに、それらとどう向き合い、そのときの現実をどう受け容れ、それを克服していくためにどう学び始め、学び続けていくか。何より、そんな学びと日常生活をいかに有機的にリンクさせていくかという点において、そうした経験のない他メンバーにはイメージしにくかった切実にして、本質的な学びを交流し合うことができました。「どうして私が」という「絶望感」に始まり、そんな当時の自分を少しずつ受け容れる。先行き不透明な未来の可能性を拓くために、新たな学びを始める。絶望を克服し、希望を見出していく思考や試行、その後に彼女が得た至高の自信に「学びの本質」を実感しました。