Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

3月26日活動報告

【前回(3月26日)CEC活動報告】

<参  加  者>3名(男性2名 女性1名)小枝さん・徳丸さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 ぽかぽか陽気が続いて、桜前線が日本列島を北上し始めました。三寒四温から日々温かくなっていく昨今は、私たちの心を和ませてくれます。前回CECは「春眠暁を覚えず」のこの季節にあえて喝(?)を入れるべく、「脳力と加齢(Brain Power and Age)」について、5つの視点から意見交流しました。個々の経験から実感すること、古今東西脳科学を始めとする科学的知見から得られた情報などを通じ、実に変化の富む、興味深い話し合いができ、充実した時間になりました。3名の参加だったので、会は前半(近況報告)と後半(トピック)の「二部構成」としました。前半は会話の流れで「桜にまつわるエピソード」、さらに、それらに対する質疑応答など盛り上がりました。小枝さんには「ブラジル人交換留学生」を受け入れた際、彼らを名古屋城の花見に引率し、みんなでしだれ桜を愛でた思い出を語っていただきました。国際親善の形は数あれど、「これぞ日本」ともいえる花見を通じ、言葉を越えた、人間として本質的なところで気持ちを通わせることができることを実感するとともに、日本(人)の象徴ともいえる「桜」の存在を再認識しました。日本の伝統文化の象徴たる城と日本の自然の象徴たる桜。この唯一無二のコラボは、国境や人種を越え、あらゆる人々の心の琴線に触れる絶対的なもののようです。かつて私は「桜と城」を堪能するために、近場の「墨俣」に毎春足を運んでいましたが、そこにはやはり、他の場所で見る桜とまったく異なる風情があったように思います。コロナ禍ではありますが、今春は久しぶりに出かけてみたい気がします。徳丸さんはご自身のお気に入りの花見の名所として「境川」を挙げられました。さらに、海外赴任先としては「ワシントンンDC」の桜の美しさを紹介されました。日本の桜にありがちな淡いピンク色ではなく、白に近い花弁が今も心に鮮明に残るとともに、彼の地で見た桜を思い出すと、当時のさまざまな思い出も同時に呼び起こされるとのことでした。私にとっての桜は、まずは「校内の桜」。初任地(恵那郡山岡町立山岡中)」で3月末に見た桜はほとんど花弁をつけておらず、東濃の地の長い冬を予感させました。さらに、初めて担任した1年B組の子どもたちと、赤い瓦屋根、緑色の平屋木造校舎、そして満開の桜の下で撮った私にとって初めての学級写真(入学記念写真)は、30余年を経た今も、その時の空気感とともに、私の胸の中にあります。その後、転任のたびに、それぞれの学校の桜を、ある時は希望に燃えて、ある時は何となく物憂い気持ちで眺めていました。そんな中にあり、最も印象深いのは「穂積町立穂積北中」の長い長い桜並木。校庭の東側を流れる糸貫川に沿って続く桜並木が一斉に開く4月上旬の優雅さは、それだけでも学校の名物と言っても過言ではありませんでした。在任時に3年間「中学1年生男子体育」を担当した私は、春先の授業で生徒たちと桜並木を満喫しつつ、入学時の期待感を膨らませるとともに、学校生活への緊張感を少しずつほぐせるように心がけました。桜には誰しも、忘れ得ぬ思い出を重ねていることでしょう。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 
 2時40分から3時30分まで「脳力と加齢(Brain Power and Age)」をテーマに5つの観点から意見交流をしました。最も意見が白熱したのは「脳の機能低下を気にしていますか?」。個々の懸念を矢継ぎ早(?)に出し合えました。「最近めっきり…しなく(orできなく)なった」を枕詞に始まる懸念は、身体はもちろん、脳の老化もごく自然な流れとして受け止めようとする諦観に似た思いがにじんでいました。一方、みなさんが昨今の脳科学でいわれている「脳のアンチエイジング」を応用した、脳の活性化を促す生活習慣を実践されており、その十八番にはつい耳をそばだてていました。「質のよい睡眠こそ、脳機能を高める」と信じる小枝さん。「睡眠中こそ、昼間に疲労した脳がリラックスするのはもちろん、まとまりにくい意見などが統合されやすくなる」という学説は、体験的にもうなずける面が多く、意識的に実践できたらと思いました。複数の英会話サークルをはじめ、日本語ボランティア、卓球教室、ハーモニカクラブなど多彩な趣味を通じ、脳の活性化を図ってみえる徳丸さん。中日新聞日曜版掲載の「数独」も必ず目を通すことも含め、脳の活性化に向けた生活習慣が、日常生活の随所に散りばめられている強味を感じました。私自身は「手は第二の脳」という考え方に共感しています。手を使った脳活性化の一助として、くるみ回しが有名ですが、私はかなり昔から「メモ魔」を心がけ、折に触れては鉛筆を手に取り、「マインドマップ」を描きながら、自身の思考を磨いてきました。十人十色ですね。