Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

4月23日活動報告

【前回(4月23日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)小枝さん・鷲見さん・徳丸さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 江戸端歌の一つにある「梅は咲いたか、桜はまだかいな」の時節が過ぎ、「この世の春」とばかりに咲き誇った桜も泡沫の記憶となった頃、本格化するのは…風情も素っ気もない「花粉症」です。CECにおいても、この時期には「花粉症対策」に腐心されるメンバーもみえ、近況報告にしばしばそれが混じったります。前回は「花粉症ネタ」が誰からともなく出され、個々の体験を交流しました。50代半ばでまさかの花粉症デビュー(?)を果たした小枝さん。罹患前は、周囲の患者を見て、「気の毒だけど、自分がかかることはないだろう」と高をくくっていたそうです。そんな中、突然の症状が出た時も、花粉症とは思わず、通院されたとのこと。いざ医師から診断を下されても、とても信じられず、遅いデビューにショックを隠し切れなかったという話をいただきました。私は23歳の春、恵那郡山岡町で奉職した際、突然に鼻をやられ、「何じゃこりゃ…」という感じでした。右も左もわからない土地で、社会人になり立ての春に、厄介な代物に取り憑かれたことで、スタート・ダッシュを挫かれた気持ちがしました。当時は「たかが鼻」という気になれず、まるで「五月病」に罹ったようなロー・テンションで過ごしていました。その後三年間、山岡中在職中は春先からゴールデン・ウィークの、いわゆる「学年初め」になるたび、共に過ごした花粉症。(というか、私の場合は忙しさにかまけ、通院せず、過ぎるのをじっと待っていたので、正式にいえば、「花粉症もどき」)。岐阜に戻るや、その春からピタリ止んだ鼻の不具合から類推するに、それは絵に描いたような花粉症だったと今は思います。一方、国内外で度重なる転勤があったにもかかわらず、花粉症とまったく縁のない生活を送ってみえた徳丸さん。体験したことにないことは、認知はできても、理解はできないといった感じでしょう。鷲見さんは今回、少なからず「喉の不調」を抱えてみえたようですが、この時期は思いがけない不調が出やすいといわれ、「花粉症を織り込み済み生活」をずっとされてきたようです。今や国民病と言っても過言ではない「花粉症」。学校や職場、その他のありとあらゆる場所で、新たな出会い、新たな生活が始まるこの時期に、心身ともにそれらを健やかに迎えられるように、個々に有効な花粉症対策をとることはもちろん、より効果的な治療法が早く見つかるよう祈念するばかりです。後半は鷲見さんからのテーマ「勉強ができる賢さ(Book smart)VS生きていくための頭の良さ(Street smart)」を4つの質問をもとに話し合いました。まずは、この二つの言葉の認知度を聞くと、「今回初めて知った」というメンバーが多く、「二つの言葉の概念はわかるが」という反応がありました。一方、年齢を経た今、ふと立ち止まり、自分の歩んできた人生(過去)、今歩んでいる道(現在)、今後歩いていく将来(未来)を思うと、どちらが大切かを断言することは難しいという意見も出ました。「概念」としてはあったこの二つの言葉を、話し合いを通じ、広げ深めて、いかにその「真意」に迫れるか。話し合いはスタートから期待大でした。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 「勉強ができる賢さ(Book smart)VS生きていくための頭の良さ(Street smart)」。誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。私自身は、人生の折々に「自分はどちらのタイプかな?」と立ち止まって考えたことがあります。とはいえ、それをテーマに誰かと話したことはなく、前回の話し合いを楽しみにしていました。前者から「知識・学校・学歴」などを、後者から「知恵・世間・学習歴」などの単語をイメージされるメンバーが多く、ステレオタイプとしての概念が定着していると感じました。もちろん、話し合いを通じ、それ以外の多くのイメージが出て、そもそも両者に境界線があるかと考えると、両者はしばしば相補的に機能していると考えるのが自然だという流れになりました。「勉強ができる賢さ」は受験テクニックに始まり、より高い学歴を得ることで終わり、実社会で役立たないことも多い。そういってはばからない人は少なくありません。しかし、受験を勝ち抜くために、計画的、継続的、発展的に「学びを習慣化」した経験は、その後の人生のポジティブな学びにつながるはずです。一方、諸事情で受験勉強や学歴とは無縁の人生であったとしても、人生至る所に学びの機会あり。周囲を見渡せば、学びの対象となりうる人や出来事にあふれています。心がけ次第であらゆるTPOが学びに変わると言っても過言ではないでしょう。両者は対立概念でなく、並立概念。生きる姿勢や周囲との関わり方で、自身の学びを広げ深めていくことこそ「真の賢さ」といえるでしょう。