Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

9月24日活動報告

【前回(9月24日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)鷲見さん・徳丸さん・長瀬さん・小野

<活動時間>14:00~15:40

<活動形態>Zoomミィーティング

 「過去最強」といわれた台風14号が通過したと思ったら、台風15号が接近。残暑こそ少しずつ和らいできたものの、一週間に二度の台風に見舞われた先週は心落ちつきませんでした。近況報告では鷲見さんからは「秋の自然や秋祭り」を皮切りに、「エリザベス女王国葬」に至るまで、とてもまとまりあるお話をいただきました。とりわけ、初めてテレビ放送された女王国葬は、イギリスのロイヤルファミリーの古式ゆかしきコスチュームに始まり、諸々の作法まで謹厳さに満ち、彼の国の歴史と伝統が脈々と息づいていました。ウインザー城へ向かう沿道は、拍手を送る人、バラの花を投げ入れる人、スマートフォンを握りしめる人などで埋め尽くされ、各々の方法で、ロンドンを離れる女王を見送っていました。道中に立ち並ぶ「バッキンガム宮殿」をはじめとする歴史的建造物の数々からも「大英帝国」から続くイギリスの文化と伝統を垣間見た思いがしました。長瀬さんからは心機一転して「新たな第一歩」を踏み出された力強いお話が、徳丸さんからは散歩、趣味(ハーモニカ&卓球)、日本語ボランティアを通じ、心身の健康に留意しつつ、落ちついた日々を送られているお話がありました。私は昨今巻き起こるエリザべス女王と安部元首相との「国葬論争」を機に、人の死について考えさせられるところがあり、20年以上前に手にした「哀しみ 優しさ 香しさ(曽野綾子著 海竜社)」を再読。その際に感じたことを手短かに話させていただきました。青年教師として夢と希望に満ち、少なからず「理想主義」を標榜していた当時の私は、本書にある曽野氏の「現実主義」にはかなり違和感を持ちました。一方で、彼女がNGO職員の一人として世界各国、とりわけ、内戦や紛争に喘ぐ国々を歴訪した末に紡ぎ出した「自由」「正義」「人道主義」などの定義は心の奥深くに突き刺さるものがあり、クリスチャンでもある彼女が、自身の信教を踏まえてなお、どうにも乗り越えられない人間社会の矛盾と葛藤は、私のその後の思考に有形無形の影響を及ぼしました。年月を経た今、本書を読み返すと、自身の培ってきた知識と経験が、かつてとは異なる感慨さえもたらしてくれました。「読書とは著者(の思考)との出会いであるとともに、その時の自分(の思考)との出会いである」といわれます。「何を読むか」とともに「いつ読むか」は、読書の質を大きく左右します。「読書の秋」が到来した今、秋の夜長に懐かしい本との再会をいくつ果たせるか。今秋の私の秋の楽しみです。「トピック・チャット」ではまず、「love and lost(愛と喪失)」について、自由な視点から話し合いました。鷲見さんから、「断捨離」を始めた両親を見て、あとどれだけ二人と一緒にいられるかと思うようになったというお話をいただくと、長瀬さんも、両親の死は思うだけで気持ちが乱れると続き、肉親の死が私たちにいかに大きな喪失感をもたらすかを痛感しました。それを乗り越え、次の人生を踏み出すことは並大抵ではありませんが、その先にこそ、真の「親孝行」がある気がします。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 2つ目の話を通じ、スティーブは「信念(faith)」を持つことで、人がいかに強くなれるかを力説しています。自身が心血を注いで創業したアップル社を追われた際の彼の言葉にならない絶望感。すべてを信じられないほどの人生のどん底にあっても、揺るぎない信念を持ち続けて、少しずつ、しかし、着実に行動していくことで、次のチャンスが見えてくるし、そんなチャンスを一つずつゲットしつつ、成功していく。そんな彼の成功哲学の核となる考え方を、長瀬さんは「好きなことをやりなさい(Do what you love.)」と歯切れよく言い切られました。あっけないほど当たり前の真理を情熱を持って語るスティーブ。私たちは今一度、振り返らなければなりません。当たり前のことを当たり前にやってきたか。真に成功を望むのなら、当たり前のことは見事にやり切り、難しいことを当たり前にやるべきでしょう。よく振り返ると、好きなことでも、小さな挫折をきっかけに頓挫したり、周囲の目や思惑を気にして、中途半端にしかできなかったり。好きなことをやれば、パフォーマンスは伸び、満足感が残る。そのサイクルを反復できれば、自信がつき、やがては信念に至る。何事も真理とはシンプルなものなのかもしれません。前回は「3つの招待メール」形式で行い、みなさんのスムーズな入退室のおかげで、久しぶりに首尾よくCECを終えることができました。次回以降も同様に以下の形式で進める予定です。よろしくお願いします。①14:00~14:30 ②14:30~15:00 ③15:00~15:40