Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

11月26日活動報告

【前回(11月26日)CEC活動報告】

<参  加  者>3名(男性2名 女性1名)小枝さん・徳丸さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 11月初のCECの近況報告は、小枝さんの「マイナンバーカード申請報告」から。河野デジタル大臣記者会見から、一気に加速した感のある「マイナンバーカード取得利用」への取り組み。「マイナンバーカードと健康保険証の一体化(2024年度秋に現在の健康保険証の廃止の方向)」を出されては、マイナンバーカードが従来の「努力目標」から「実施目標」へシフトしたのも同然で、日本は本格的なデジタル社会への第一歩を踏み出しました。マイナンバーカードは今後「運転免許証との一体化」など、取得利用加速に向けて取り組みが進んでいきます。各種サービスを受ける上で、その便利さがしばしば強調される一方、「個人情報保護」に関して、少なからず懸念があります。スマホと同様、便利さの陰に危険あり、もしくは、危険の陰に便利さあり。時代の流れに抗することはできませんが、私などは今しばらく動向を静観です。徳丸さんは自身の「健康」について話されました。「朝の散歩」「卓球」で身体、「日本語ボランティアとハーモニカ」で精神、「英語」で頭脳の若さしさを保持されている徳丸さんですが、メディカルチェックを機に、より一層健康に留意されていました。コロナが猛威を振るい、インフルエンザの時期に突入した今、個々の健康管理には万全を期したいものです。私は先月の「猪木氏逝去」に続く形で、往年のプロ野球名選手「村田兆治氏逝去」について話しました。自宅火災で突然の死を迎えた氏。私が子どもの頃、セントラル・リーグと人気面で大きく水を開けられ、日の当たらなかったパシック・リーグの、さらに弱小球団だったロッテ・オリオンズで、その剛腕で不動のエースだった村田氏。全身でバネのように振りかぶり、右腕がちぎれろとばかりに豪快に投げ下ろす。その独自の「マサカリ投法」は存在感が一際で、スポーツニュースでしか見られなかった氏のピッチングを、少年の私は心待ちにしていました。引退後は「離島の少年少女への野球教室」を立ち上げ、ついには離島の中学球児の全国野球大会「離島甲子園」を開催。現役時代と同様のひたむきさで、地道な野球普及活動に貢献していた村田氏。そんな氏の名前を過日、羽田空港内のトラブルで見た時は信じられませんでした。日を置かずに、痛ましい訃報に接し、人の世のやりきれなさを痛感しました。それは街頭インタビューを受けていた氏のご近所の方々も同様で、そのお人柄を悼む声があふれていました。ご冥福をお祈りいたします。トピック「新聞離れ(含む、活字離れ)」は各自の現在購読中の新聞、過去に購読していた新聞の紹介からスタート。小枝さんと徳丸さんは、全国ニュースはもちろん、地元ニュースを詳細に把握できる中日新聞を、私は、両親が加齢で、文字の大きな新聞をリクエストしたことから、長年読み慣れた中日新聞から岐阜新聞にシフトし、今は日曜版「シニアコーナー(健康と老後)」を愛読している経緯を話しました。いずれにせよ、時流にかかわらず、互いが新聞なしの生活は考えられない「昭和世代」だと再認識しました。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】  

 かつて、中日新聞朝夕刊購読をしていた私は、岐阜新聞購読時に「岐阜新聞夕刊」が休刊となって久しいと知り、少なからず驚きましたが、岐阜新聞に限らず、地方紙は今、苦境の真只中にあります。休刊どころか、廃刊の危機に瀕している地方紙さえあり、それはその地方の文化のあり様さえ変えていくといえます。新聞購読者減少はすべての世代にいえますが、とりわけそれが顕著な若者たちの新聞離れは、メディア報道を見るまでもなく、個々の家族の様子から明白でした。ネット普及により、新聞離れどころか、テレビ離れさえも加速している今、新聞に明るい未来は見えません。独自のイデオロギーがあるとはいえ、文責を負う新聞記者が、事実に根ざした取材を通じ、分析を重ね書き上げた新聞記事と、内容に責任を持たない(問われない)匿名の一般人が、虚実を織り交ぜた憶測はもちろん、しばしば悪意やバイアスに基づいて書き殴ったネット情報とは、情報の質としては雲泥の差があります。新聞であれば、飛ばし読みであっても、さまざまなカテゴリーの記事が否応なく目に飛び込んできますが、ネットでは、個々の嗜好によって、選択する情報が偏り、一極集中することも少なくなく、それが個々のバイアスを一層強めることにもなりかねません。さらに、それが多様な問題行動、ときに犯罪につながる事例は枚挙に暇がありません。食事にたとえれば、新聞は「バランス栄養食」であり、ネット情報は活用方法を誤ると、「ジャンクフードの過剰摂取」と同様だと私は思います。「新聞衰退」は日本社会のあり様をじりじりと変えていくでしょう。新聞愛読者としては忸怩たる思いですが、世界規模の潮流は抗しようもありません。