Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

5月12日活動予定

【次回(5月12日)CEC活動予定】

TOPIC:Effort(努力)

1. What images are you in mind when you hear the word ‘effort’ ?

2. Can you share a personal experience where effort lead(or didn’t lead) to your expected result ?

3. Do you think effort will eventually bear fruit ?

4. Show us an impressive quote or proverb related to effort.

5. If you were to express the meaning of effort in kanji, what would it be ?

 前回「言語(Language)」について交流したところ、コミュニケーションツールにとどまらない、人類史をも踏まえた言語の存在価値にまでふれることができました。さらに、急速なICT社会にあって、言語との関わり方が、日々の生活はもちろん、個々の人生をも左右していくことが少なくないとも感じました。私たちは、CECに集い、母国語はもちろん、「英語」という一つの言語を通じ、相互の心豊かな関わり合いを模索してきましたが、それは言語の持つ恩恵の一つだと私は思います。そんな中、直近の二つのテーマ(Learning & Language)について話し合ううちに、「英語好き」という前提に大差はないものの、個々の言語学習の過程はもちろん、言語学習への考え方が思いの外に異なる気がしました。また、「英語ブーム」が叫ばれて久しく、学校等における英語教育もアップデートされていますが、英語学習に悪戦苦闘する学習者は後を絶たず。「努力なしに…」という風潮も相変わらず。そして今、そもそも「努力とは?」と思い立ちました。経験(則)も自由に交流しましょう。

 

【今後の活動予定】☞ 5月26日(日)

 

 

4月21日活動報告

【4月21日(日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)内田さん・小枝さん・酒井・小野

<活動時間>10:00~11:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 葉桜を見ると、新年度の慌ただしさが一段落。私は毎春、そんな思いがします。近況報告では、大学院での新生活が一段落された酒井さんが、学生時代にはなかった「異世代との学び」を通じ、「同じ目標」を目ざし学ぶ者同士に、年齢は問題でないという実感と、そんな学びへの心地よさを話されました。ご自身の将来設定に向け、授業はもちろん、周囲のみなさんの豊かな経験からも、多くを学んでいかれることが楽しみです。内田さんは最近、2つの同窓会に参加され、それぞれに懐かしい旧交を温めてみえました。70歳(古希)を迎えられた恩師を囲んでの同窓会はとりわけ、50名の参加者があり、きっとお話も弾んだことでしょう。また、学友のお一人が「名探偵コナン」の声優をされていることがわかり、同アニメの大ファンの酒井さんが思わず仰天。「世間は狭い(What a small world !)」というか、「偶然の一致(coincidence)」に私たちもまた驚きました。小枝さんは、コロナ禍で5年間中断していた「フレンドシップ・フォース(Friendship Force)岐阜クラブ」主催ホームプログラム再開での出来事を話されました。喫茶店で、8名の海外(台北)参加者と日本人参加者との集いがあったのですが、友好的で寛大な(open-minded)台北参加者と比べ、日本人参加者にはどことなくちぐはぐなコミュニケーションがあり、日本人にありがちな特性を感じざるを得なかったそうです。加えて、年齢からくると思われるコミュニケーションの難しさも垣間見え、外国人とのコンタクトこそ、日本人を知る貴重な機会になるとも感じられたようです。私は内田さんと同様、4月に教え子の同窓会があり、「アラフォー」の彼らと懐かしい昔話に花を咲かせることができました。そこで、一人の女子が話してくれた「花見合唱」のことを紹介させていただきました。ミレニアムイヤーの春、中3担任だった私は、学級開きからまもなく、ある女子生徒(Y子)の提案(≒発想)に驚きました。世間が「ミレニアム」という言葉に過剰反応していた当時、彼女は自己紹介で「3年2組を歴史に残る学級にしたい」と一言。担任の私以上(?)の熱い思いに、私もたじたじでしたが、その彼女が考える「歴史の第一歩(?)」として思いついたのが「花見合唱」。何とか持ちこたえていた校庭の桜の下、校庭にいる生徒はもちろん、職員にも「学級合唱」を披露しようという企画。とはいえ、学級開きから日も浅く、互いのことも、合唱のパートもよくわからない中、突発的な提案はすぐには級友に受け入れられません。めげない彼女はしかし、地道に同志(?)を増やしながら、あっという間にこれを「企画」に。学級の仲間の同意を得ると、同志とともに、思い当たる職員に、手書きの「招待状」を配布。昼休みの「その時」を、級友とともに待ちました。「絶対うまくいく。絶対成功させようね」。Y子らが級友に檄を飛ばしている間に、昼休みに興じていた生徒たちが「何が始まるんだ」と参集。職員室からも、招待を受けた職員はもちろん、少なからぬ職員が足を運んでくれ、3年2組の生徒たちは緊張の面持ちで、テレビドラマで流行っていた「明日があるさ」と「そのままの君で」を披露しました。合唱後、盛大な拍手をいただいた後、Y子は職員に次々にインタビュー。その一言一言をかみしめていましたが、音楽教諭M先生の一言に言葉を詰まらせました。こうして始まった一年間は、中3にありがちな山あり、谷ありでしたが、「あんな合唱ができた」という自負が、多くの難局を乗り越える礎になった気がします。折々にY子のようなヒロインやヒーローが現れ、学級を盛り上げ、心に残る卒業式を迎え、不惑を目前にした今、笑顔で同窓会で語り合える。これは「教師冥利」に尽きますが、すべては教え子とのご縁に尽きます。「還暦」を過ぎ、教え子への感謝がやっとわかった気がしますが、それはうれしくもあり、寂しくもあり。トピック「言語(language)」についてのイメージとして、酒井さんは「相互理解のツール」として、「勉強以上に大切」と一言。今は「グーグル翻訳」など便利なツールが多々あり、語学学習をしなくても、コミュニケションはできるが、やはり自分の言葉で、自分の学びで人と深くつながるために、語学学習は不可欠とまとめられました。小枝さんは「始めに言葉ありき(In the beginning, the Word existed.)」のごとく、人類史上に言葉が果たしてきた役割を話されました。古代、狩猟はもちろん、生命の危機回避の「サバイバルのための言語」、長じて、「文化や文明を次世代に引き継ぐための言語」など、言語の意味合いは少しずつ変化してきたものの、情報社会の進展とともに、今後さらに重くなっていくと考えられるといわれました。内田さんは「言語なしで自分の言いたいことをどのように伝えたらよいか」と考えた場合、その大変さは言葉にし難い。日本語を教える折り、相手により、使う日本語(のレベル)を変えるだけでも大変なのに、「言語がない」状況は想像し難いと話されました。私には、言葉は相反する「2B(Bridge & Barrier)」というイメージがあります。言語学習が広がり深まれば、それは私たちの味方、しばしば、武器になりますが、言語学習をしなければ、それは私たちの敵、少なからずネックになります。日々グローバリゼーションの波が押し寄せる昨今、その傾向に拍車がかかることは火を見るよりも明らかです。この類の話を私はしばしば中学生にしましたが、その効果は絶大で、彼らはすべてわかっていると再認識したものです。「言語がバリアになった経験」をお尋ねすると、酒井さんは「話し相手の母国語が英語ではなく、その英語力が今一つの時、コミュニケーションのバランスをとらざるを得ない場合」を挙げられました。相手が外国人の場合、私たちは相手に自然と「自分以上の英語力」を期待しますが、昨今はそうではない場合も少なからず出てくるでしょうね。一方、ご自身の英語でのコミュニケーションではバリアを感じたことはないとも。「英語を使う」を越え、「英語も使う」という心豊かなトータルコミュニケーションを心がけてみえる酒井さんの一端が垣間見えました。小枝さんからは「バリア」に関して、時の人「大谷翔平選手」の話題が。過日の一件をはじめ、言いたいことはあっても、英語で伝え切れなかいもどかしさが、彼にはあるかもしれません。ただ、彼の秀逸なパフォーマンスはもちろん、グランド内外における優雅な立ち振舞い、豊かな表情などは、ある意味で、英語以上に彼を雄弁に語っていると言えなくもありません。極論すると、「沈黙は金(Silence is golden.)」という面もあるような気がします。「言語に関する金言」では、小枝さんの「ラジオビジネス英会話」の導入部における、インストラクターのメッセージが印象的でした。以下に紹介させていただきます。①Persistence ②Self-Affirmation ➂Lifetime Friend ④Step by Step Forward。どこかでだれかに、同様のメッセージを聞いたことがメンバーもみえるでしょう。英語上達のためには、個々に適した「学習内容」「学習習慣」が不可欠ですが、その大前提として、①~④をはじめとする「学習原則」を自分のものとして「体感」できるかが大切だと私は思います。さらに「体感→体験→体得」ができてこそ、飛躍的な英語力が期待できるのではないでしょうか。とりわけ、➂にある「英語を生涯の友にできるかどうか」は最大のポイントにして、ネックになるはずです。人生の折々には、英語との関わり方が変化し、英語と疎遠になったり、何かのきっかけで英語と“絶交”することもあるかもしれません。いわゆる「友人関係」に溝ができたり、“ひび”が入りそうなとき、どのように「関係修復」を図ることができるか。そんな折、私の場合、「学習仲間」が大きな鍵の一つになっていた気がします。学生時代であれば、「ライバル」、職場では「英語科の同僚(含む、ALT)、プライベートでは「サークル仲間」。「英語を生涯の友にする」とは言い換えれば、「英語を生涯の友としている仲間と積極的につながる」ことだった気がします。今はまず「CEC」を通じ、サークル仲間は言うに及ばず、英語との新たな付き合い方が見つけられたらと思わずにおられません。内田さんはご自身が主催されているサークルのご経験も踏まえ、「コミュニケーションとして英語を楽しむ」ために、「進歩(progress)」に増して、「過程(process)」の大切さを話されました。学校と異なり、個々に異なる目的で集うサークルにおいて、「過程」に注目することは、マネジメントの要諦だと得心しつつ、拝聴させていただきました。私は自身の「言語上達の礎」ともいえる「3C(Constant→ Consistent→ Confident)」を紹介させていただきました。言語上達に限らず、何事もすべてはまず「絶え間なく続ける(Constant)」ありき。そして少しずつ、自分なりの「3つのル(ゴール→ツール→ルール)」を見つける過程で、「量が質に転化していく(Quantity turns into quality)」ものだと思うのです。「言語を漢字一字で」は「小枝さん(知)」「内田さん(習)」「小野(始)」。言語あってこそ、個々の主観が客観(=可視化)でき、それが「気づき(awareness)」から「知識(knowledge)」となり、そこに人生経験が重なり、「知恵(wisdom)」になっていく。そう考えると、「言語表現の豊かさ≒人生の豊かさ」といわれる小枝さんのご意見は言い得て妙でした。さらに、長年にわたり、英語教育の第一線で活躍されている鳥飼久美子氏が一貫して唱えてみえる「わかりやすさ(intelligibility)」は実に示唆に富んでいますね。今現在、英語サークル主催はもちろん、日本語教育の研修にも参加されてきた内田さんのいわれる「習」はまさにご本人の現状を表されていると思いました。「始」を挙げた私の思いは、前述の「始めに言葉ありき」もありますが、種としての「人」として生まれ落ちた私たちが、身近な人々の言語の中で、少しずつ「人間」になっていく過程をイメージしたからです。言い換えれば、言語は人間(社会)そのものといえます。最後に、今回は私に「ズーム・フリーズ(Zoom Freezing)」が発生。第2セッションが記録できていません。多くの貴重なご意見をいただきながら、誠に申し訳ございません。あしからず、ご容赦くださいませ。

4月21日活動予定

【次回(4月21日)CEC活動予定】

TOPIC:Language(言語)

1. What images are you in mind when you hear the word ‘language’ ?

2. What kind of language learner are you ?

3. What is the best way to learn a language ?

4. Show us an impressive quote or proverb related to language.

5. If you were to express the meaning of language in one kanji, what would it be ?

 前回「学び(Learning)」について話し合い、思った通り、今の私たちの学びの核に「英語」があることを再認識しました。一方、「英語を通じ、日本語を深める」という視点も少なからずあると感じました。また、長瀬さんのように、仕事上で外国語を求められるような場合はきっと、私には体験したことのない「言語感覚」をお持ちでしょう。「多様性」の時代には、言語も多様化を迫られ、言語(学習)が私たちの生活はもちろん、思考に及ぼす影響は計り知れません。日本人と英語とのスタンスも何らかの変化が生まれるかもしれません。いずれにせよ、人類の進化、文明の発展の最大の原動力が言語であることは言うまでもなく、それは今後も何ら変わることはありません。幸いにして、私たちは「英語」という言語に、個々に魅力を見出し、それを学ぶことで、日々の生活に精神の潤いを得ています。メンバー内では至極当たり前のことですが、それはだれにも当てはまるものではありません。言語学習を楽しめる人とそうでない人、言語習得を得意とする人と苦手とする人、そこにはどんな違いがあると思われますか?英語に限らず、広く「言語」について語り合いましょう。

 

【今後の活動予定】☞ 5月13日(日) 

4月7日活動報告

【4月7日(日)CEC活動報告】

<参  加  者>5名(男性3名 女性2名)内田さん・小枝さん・徳丸さん・長瀬さん・小野

<活動時間>10:00~11:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 桜の盛りだったこともあり、近況報告は「桜」が次々と話題になった前回のCEC。「桜の通り抜け」で知られる造幣局(本局)の花見をされた内田さんは、ネット事前予約でゆったり楽しまれたようです。徳丸さんは自宅窓からはもちろん、例年通り、JR岐阜周辺の桜を、長瀬さんは早朝散歩でご近所の桜を楽しまれていました。「桜の盛りの美しさと散り際の儚さを見るたびに、自分が日本人であることをしみじみと感じる」といわれた長瀬さん。昨今、多くの外国の方々が日本で花見をされますが、彼らはどんな思いでみえるのでしょうね。私にとっては、桜といえば、校庭の桜。とりわけ、新任校に赴任する際は、各学校の風評を聞き、何となくブルーな気持ちで見上げていたこともありました。とはいえ、桜の盛りは、年度初めで超多忙。腰を据え、花見をするような気持ちにはなれないことが多かった気がします。小枝さんは「新年の決意」ならぬ、「新年度の決意」として、「ガーデニング」について話されました。岐阜の極端な暑さや寒さに弱い「一年生植物(annual plant)」の栽培は、先々まで視野に入れた地道な取り組みで、確かに「決意」が求められると思いました。力を入れてみえるクリスマスローズなどの栽培が、文字通り実を結ぶことを祈っています。私は先週、自宅庭の剪定に初めてチャレンジ。この時期に、父が行っていた作業の大変さを痛感しました。枝のカットは思ったよりはできたのですが、カットした枝などの片付けがなかなか。秋口はこれまで通り、庭師さんに入ってもらいますが、多忙の合間に庭の世話を心がけていた父の遺志を継ぎ、春先はできるところまではやっていこうと思います。小休止をはさんで、「学び(Learning)」のイメージ交流。小枝さんは参考書片手に「小5算数の文章題」に粘り強く取り組む過程で得られた充足感が、主体的な学びの原点だといわれました。それは大学生活に至るまで脈々と息づくとともに、「努力は報われる(Efforts pay off.)」という自身の人生観にもつながったということでした。内田さんは「知識を得る(学生時代)」ための勉強から、「ヒントを得る(社会人)」ための学び、さらに「生涯学習(lifelong learning)」へのシフトについて話され、「主体的な学び」の大切さを感じました。長瀬さんは「学びは人生(Learning is life.)」と清々しく話されるとともに、積極的な姿勢(positive posture)」の有無や大小が、問題解決能力を高めていくことに言及されました。さらに、「人間と動物との学びの違い」として、小枝さんから「主に母親から本能的な行動様式を学ぶ動物に対して、母親や家族はもちろん、地域や国家、そこに根づく伝統や文化、習慣などから学び続ける(べき)人間のあり方」について、たいへん貴重な示唆をいただきました。私のイメージは「学ぶ(learn)」という単語に「耳(ear)」が入っていることでもわかる通り、「学びは(まず)聞くこと(Learning is listening)」から。「耳学問(learning by ear)」は学びの入口であるとともに、学びの裾野を広げる鍵になると思います。長瀬さんはさらに「聞く耳(good ear)」の必要性を話されましたが、私は心当たりが少なからずあり、苦笑い。というのも、元来頑固な上、最近は加齢(?)でその傾向が強まっていると自覚することがある私は、「聞く耳」は心すべきだと痛感していたからです。年長者にはあえて(or あまり)進言しない土壌がある日本社会では、年長者が柔軟な心で若者に接していかないと、新たな学びの機会が遠のいてしまうといえなくもないですね。また、ネットの普及で、情報が手軽に入り、「わかったつもり」になり、「広くは学ぶも、深くは学ばない」といわれる一部の若者の存在も話題に上りました。SNSでは「いいね」ボタンなどで、意見の主流が作りやすい一方、他者の意見に安住し、自ら思考することが(少)ない若者もいるのでとの意見もありました。「思い出深い学び」では、小枝さん、長瀬さんから、個々の「英語学習」の分岐点になったご体験をいただきました。小枝さんは、学生時代には不完全燃焼だった英語学習に、社会人になり、中学生に英語を教える機会を得たことで、異なる視点からチャレンジ。それが自身のアイデンティティの見直しにもつながったと話されました。長瀬さんは、海外留学により、自分がいかに井の中の蛙だったかを痛感し、「無知の知」を得たことで、その後の英語学習に磨きがかかったとのことでした。私自身は小枝さんとかなり似ていて、「学ぶ英語」から「教える英語」にシフトしたとき、「教えることと学ぶことは別物(Teaching is quite different from learning.)」を試行錯誤することで、英語はもちろん、人間(性)や人生について学ぶ機会を得ることができました。その中で、「自分のために勉強する」ことと「だれかのために学ぶ」ことの違いを体感でき、「社会貢献(social contribution)」は、学びの大いなる動機になり得ると確信しました。「学びの箴言 &学びの漢字一言」では、「人間は考える葦である(Man is a thinking reed)小枝さん」「今日の全力が明日の最善を作る(Today’s effort create the positive results of tomorrow.&攻)長瀬さん」「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり 徳丸さん」「創 内田さん」が出ました。そのどれもが「学びの本質」にふれた名言ですが、とりわけ、アパホテルの「歯ブラシセットの袋」にあった言葉に目を留め、実物とともに紹介された長瀬さんは、ふだんから「学びのアンテナ」が高いのではと感じました。私の「学び(learning)」は前述した通り、「聞く(listening)」から始まります。その後、思考の「間(interval)」をとり、自分に必要なことを明確にした上で、相手や周囲への適切な「問(ask)」を心がけつつ、最後に自分の「答(answer)」を出していく。「学び=問答」といわれますが、私にとっては「学び=聞間問答」。とりわけ、「聞間」の豊かさがあってこそ、「生涯学習(lifelong learning)」はより広がり深まると思います。

4月7日活動予定

【次回(4月7日)CEC活動予定】

TOPIC:Learning(学び)

1. What image are you in mind when you hear the word “learning” ?

2. Have you ever had a memorable learning experience ?

3. Do you believe that continuous learning leads to personal growth

4. Show us an impressive quote or proverb related to learning.

5. If you were to express the meaning of learning in one kanji, what would it be ?

 前回「試験を漢字一文字で」について、昭和世代が「挑」「試」「向」とポジティブ全開だったのに対して、受験の現役世代である酒井さんが「耐」の一言をかみしめられたことが印象的でした。学生時代は「授業」には評価が、「受験」には合否が伴い、個人差はあれど、大なり小なり、「勉強(勉め強いられる)」せざるを得ない環境下にあります。その結果は順風満帆とはいかず、スランプあり、プレッシャーあり。勉強が負担に思えることもしばしばで、酒井さんのいわれる「耐」という気持ちにはだれしも心当たりがあるでしょう。一方、学校や職場など、いわゆる「勉強の第一線」から離れた今、CECにおける英語学習をはじめ、折々の「学びの機会」にいそいそと足を運んでいる自分がおり、「人間は生涯学び続ける存在」だと感じています。次回は、個々の「学びの意味(の変遷)」を交流しながら、私たちの学びを後押ししてくれるような「学びの至言」を出し合い、深めていきましょう。さらに、「心豊かな学び」について、個々の独自の視点から意見を聞かせていただけたら幸いです。この例会後の互いの学びにさらなる弾みがつくことに心から期待しています。

 

【今後の活動予定】☞ 4月21日(日)  

 

 

 

3月24日活動報告

【3月24日(日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)内田さん・小枝さん・酒井さん・小野

<活動時間>10:00~11:30

<活動形態>Zoomミィーティング

  1ヶ月ぶりのCECは、小枝さんの「大谷翔平選手の話題」からスタート。野球一筋で、当面は結婚はおろか、女性との真剣交際は難しいと思われていた彼のおめでたい電撃婚から一転、昨今の彼は通訳の賭博事件の渦中に。「事実は小説より奇なり(Truth is stranger than fiction.)」の急展開に、彼の新天地での出鼻にパフォーマンスが水を差されることのないようにと祈るばかりです。内田さんは「日本語教師養成」の模擬授業をひとまず終えられ、授業ごとに手応えを感じられる一方、課題もまた見つかり、教えることの何たるかをさらに実感されたようです。「教えることは学ぶこと」といわれますが、何を教えるにせよ、「教えれば教えるほど、課題が見つかり、教育に終わりなし」と感じられることこそ、僭越ながら、「真の教育者」へのスタートだと私は思います。酒井さんは迫ってきた大学院への入学に備え、課題に向き合いながら、充実した日々を送ってみえる様子が、その凛々しい話しぶりからもあふれていました。学生時代の専攻と今後の専攻を鑑みながら、新たな学びにチャレンジしていく意気込みをお聞きすると、学生時代に「歌を忘れたカナリア」のごとく、「学びを忘れた学生」で過ごしておきながら、本当にうらやましくて仕方がありません。私としては、今後折々に酒井さんから「大学院レポート」をいただきながら、間接的にキャンパスライフを味わえたらと思います。酒井さんの近況をうかがった後、今回のトピック「試験(Examination)」に入りましたが、人生の転機となる試験を終えられたばかりの酒井さんはもちろん、他メンバーから個々の入学試験や就職試験、資格試験などについて、多岐にわたるお話をいただけたので、たいへん実りあるチャットができました。「試験のイメージ」では、私以外の3名は「入学試験」をイメージされ、さらに小枝さんと内田さんは「たいへん(tough)」の一言を添えられました。とくに、小枝さんは高校入学後の日々の小テストの煩わしさを指摘される一方、それらが「塵も積もれば山となる」式の「知識」としてストックされたことが、間違いなく入学試験につながっていったことも自覚され、試験の大小にかかわらず、個々の目標や心がまえで、その成果は変わってくるとお考えでした。私が「試験」からイメージするのは「ライバル(rival)」。元来「学習意欲」が希薄だった私は、自身のモチベーションを上げるために、身近にライバルを設定。試験のたびに、結果を見せ合っては一喜一憂し、何とか勉強を続けました。他メンバー、とりわけ、酒井さんは世代がかなり異なることもあってか、そんな友人関係はあまり身近なものではなく、すべての試験は「自分に始まり、自分に終わる」。目標設定から結果、振り返りに至るまで、「自分」を軸に進めてみえました。「忘れ得ぬ試験」では、小枝さんがご友人の一人が「国際観光ガイド」の資格試験に向けて、並々ならぬ準備をされ、見事その栄冠を勝ち取られたお話をされました。私も最近、寄る年波を感じることがありますが、年齢にかかわらず、「学びに限りなし」を実証されたご友人に、とても勇気をいただきました。酒井さんはつい先日まで取り組んでみえた「大学院」へ向けた諸準備について話されました。いわゆる「赤本対策」に代表される従来の試験形式ではない、限られた質問に対し、より広い、より深い解答を、詳細な思考過程とともに記述しなければならない試験の難しさ。さらに、それと同様の面接試験は、従来の試験勉強を越えた、自身の生き方や価値観にもふれるところが多く、「自分らしさ」を自在に表現できるやりがいとともに、答えのない答えを生み出すご苦労も少なからずあったようです。それが実を結んだ今、酒井さんの内面には、これまで以上に「学びの種」がしっかりと蒔かれたのではないでしょうか。私にとっての忘れ得ぬ試験は「教員採用試験の集団面接試験」。人生初の緊張した面接試験のお題は、例会でお話した通り、「校庭に三日間連続で置きっぱなしだった学級ボールを手に、学級担任として一言」。第一印象「それが何か?」、第一意見「どんな罰則?ペナルティ?」と考えていた私の目の前で、他の受験生が見せた「ボールを擬人化して、ボールの気持ちになろう」式の教師役と生徒役のかけ合いは、当時の私にはただただ衝撃で、その場では、自分が教師としての感性が欠落した前近代的な受験生のようにさえ思えました。「受験生へのアドバイス」としては、「試験はあなたの価値と知性を決めるものではない(Exams don’t define your worth and intelligence.)小枝さん」「急がず、落ちついて、集中(Don’t rush. Calm down. Just focus.)酒井さん」「試験前後それぞれにすべきポイント 内田さん」をいただきました。そのいずれもが「試験は他者と競うものではなく、自分と向き合うべきもの」というコンセプトが感じられ、個々の「試験観」にとどまらず、その「人間観」「人生観」が強く出ており、たいへん興味深く拝聴しました。いずれにせよ、試験(結果)に振り回されることなく、試験を生かし切る。すべての試験を、人間的に脱皮してきっかけにするくらいの積極性があった方がよいと思いました。「試験を漢字一文字で」は「挑(小枝さん)」「耐(酒井さん)」「試(内田さん)」「向(小野)」が出ました。「生涯学習」が標榜されて久しい日本社会においては、小枝さんや内田さんのいわれるように、個々の人生のステージに応じた資格試験などに積極的に挑む。もちろん、酒井さんのいわれた通り、人生の大一番となる「節目の試験」においては、万全の準備をしつつ、結果が出るまではあらゆる面で耐えることが求められるでしょう。そうした試験のあれこれを踏まえつつ、私は「試験」には「自分と向き合い、自分を向上させ、自分の向き不向きを見つける」という三つの「向」の過程が不可欠だと考えます。また、古き試験の日々に少なからず懐かしさが湧き上がるところに、試験の真の意味がある気がしました。

3月24日活動予定

【次回(3月24日)CEC活動予定】

TOPIC:Examination(試験)

1. What image are you in mind when you hear the word “examination” ?

2. Do you have any unforgettable memories related to examination ?

3. What are some benefits or challenges of examination ?

4. What advice or quotes would you give to exam takers ?

5. If you were to express the meaning of examination in one kanji, what would it be ?

 前回、酒井さんの合格通知には感慨深いものがありました。とともに、毎年くり返される「受験シーズン」を通じ、たくさんの受験生がその結果に一喜一憂するだけでなく、受験勉強から多くを学んでいるのではないかと思います。個人差はありますが、知識だけに止まらない、その後の人生の糧となるようなものを得る受験生も決して少なくないと私は思います。かつては「受験戦争」という言葉に代表されるように、受験を害悪視する向きも根強くありましたが、それも試験形式の多様化とともに少しずつ変わってきています。みなさんにとって、「試験」はどんな存在でしたか?時の流れとともに、その存在は何か変わりましたか?「受験」に限らず、考えようによっては、私たちの人生は折々の有形無形の試験の連続ともいえます。「就職試験」「資格試験」などの「公の試験」は言うに及ばず、少し極端かもしれませんが、ある意味で、「結婚」などは異性に試験されているといえなくもありません。次回は、「受験」はもちろん、広く深く「試験」についての経験などを語り合いながら、その意義にもふれていけたらと考えています。

 

【今後の活動予定】☞ 4月7日(日)