Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

3月24日活動報告

【3月24日(日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)内田さん・小枝さん・酒井さん・小野

<活動時間>10:00~11:30

<活動形態>Zoomミィーティング

  1ヶ月ぶりのCECは、小枝さんの「大谷翔平選手の話題」からスタート。野球一筋で、当面は結婚はおろか、女性との真剣交際は難しいと思われていた彼のおめでたい電撃婚から一転、昨今の彼は通訳の賭博事件の渦中に。「事実は小説より奇なり(Truth is stranger than fiction.)」の急展開に、彼の新天地での出鼻にパフォーマンスが水を差されることのないようにと祈るばかりです。内田さんは「日本語教師養成」の模擬授業をひとまず終えられ、授業ごとに手応えを感じられる一方、課題もまた見つかり、教えることの何たるかをさらに実感されたようです。「教えることは学ぶこと」といわれますが、何を教えるにせよ、「教えれば教えるほど、課題が見つかり、教育に終わりなし」と感じられることこそ、僭越ながら、「真の教育者」へのスタートだと私は思います。酒井さんは迫ってきた大学院への入学に備え、課題に向き合いながら、充実した日々を送ってみえる様子が、その凛々しい話しぶりからもあふれていました。学生時代の専攻と今後の専攻を鑑みながら、新たな学びにチャレンジしていく意気込みをお聞きすると、学生時代に「歌を忘れたカナリア」のごとく、「学びを忘れた学生」で過ごしておきながら、本当にうらやましくて仕方がありません。私としては、今後折々に酒井さんから「大学院レポート」をいただきながら、間接的にキャンパスライフを味わえたらと思います。酒井さんの近況をうかがった後、今回のトピック「試験(Examination)」に入りましたが、人生の転機となる試験を終えられたばかりの酒井さんはもちろん、他メンバーから個々の入学試験や就職試験、資格試験などについて、多岐にわたるお話をいただけたので、たいへん実りあるチャットができました。「試験のイメージ」では、私以外の3名は「入学試験」をイメージされ、さらに小枝さんと内田さんは「たいへん(tough)」の一言を添えられました。とくに、小枝さんは高校入学後の日々の小テストの煩わしさを指摘される一方、それらが「塵も積もれば山となる」式の「知識」としてストックされたことが、間違いなく入学試験につながっていったことも自覚され、試験の大小にかかわらず、個々の目標や心がまえで、その成果は変わってくるとお考えでした。私が「試験」からイメージするのは「ライバル(rival)」。元来「学習意欲」が希薄だった私は、自身のモチベーションを上げるために、身近にライバルを設定。試験のたびに、結果を見せ合っては一喜一憂し、何とか勉強を続けました。他メンバー、とりわけ、酒井さんは世代がかなり異なることもあってか、そんな友人関係はあまり身近なものではなく、すべての試験は「自分に始まり、自分に終わる」。目標設定から結果、振り返りに至るまで、「自分」を軸に進めてみえました。「忘れ得ぬ試験」では、小枝さんがご友人の一人が「国際観光ガイド」の資格試験に向けて、並々ならぬ準備をされ、見事その栄冠を勝ち取られたお話をされました。私も最近、寄る年波を感じることがありますが、年齢にかかわらず、「学びに限りなし」を実証されたご友人に、とても勇気をいただきました。酒井さんはつい先日まで取り組んでみえた「大学院」へ向けた諸準備について話されました。いわゆる「赤本対策」に代表される従来の試験形式ではない、限られた質問に対し、より広い、より深い解答を、詳細な思考過程とともに記述しなければならない試験の難しさ。さらに、それと同様の面接試験は、従来の試験勉強を越えた、自身の生き方や価値観にもふれるところが多く、「自分らしさ」を自在に表現できるやりがいとともに、答えのない答えを生み出すご苦労も少なからずあったようです。それが実を結んだ今、酒井さんの内面には、これまで以上に「学びの種」がしっかりと蒔かれたのではないでしょうか。私にとっての忘れ得ぬ試験は「教員採用試験の集団面接試験」。人生初の緊張した面接試験のお題は、例会でお話した通り、「校庭に三日間連続で置きっぱなしだった学級ボールを手に、学級担任として一言」。第一印象「それが何か?」、第一意見「どんな罰則?ペナルティ?」と考えていた私の目の前で、他の受験生が見せた「ボールを擬人化して、ボールの気持ちになろう」式の教師役と生徒役のかけ合いは、当時の私にはただただ衝撃で、その場では、自分が教師としての感性が欠落した前近代的な受験生のようにさえ思えました。「受験生へのアドバイス」としては、「試験はあなたの価値と知性を決めるものではない(Exams don’t define your worth and intelligence.)小枝さん」「急がず、落ちついて、集中(Don’t rush. Calm down. Just focus.)酒井さん」「試験前後それぞれにすべきポイント 内田さん」をいただきました。そのいずれもが「試験は他者と競うものではなく、自分と向き合うべきもの」というコンセプトが感じられ、個々の「試験観」にとどまらず、その「人間観」「人生観」が強く出ており、たいへん興味深く拝聴しました。いずれにせよ、試験(結果)に振り回されることなく、試験を生かし切る。すべての試験を、人間的に脱皮してきっかけにするくらいの積極性があった方がよいと思いました。「試験を漢字一文字で」は「挑(小枝さん)」「耐(酒井さん)」「試(内田さん)」「向(小野)」が出ました。「生涯学習」が標榜されて久しい日本社会においては、小枝さんや内田さんのいわれるように、個々の人生のステージに応じた資格試験などに積極的に挑む。もちろん、酒井さんのいわれた通り、人生の大一番となる「節目の試験」においては、万全の準備をしつつ、結果が出るまではあらゆる面で耐えることが求められるでしょう。そうした試験のあれこれを踏まえつつ、私は「試験」には「自分と向き合い、自分を向上させ、自分の向き不向きを見つける」という三つの「向」の過程が不可欠だと考えます。また、古き試験の日々に少なからず懐かしさが湧き上がるところに、試験の真の意味がある気がしました。