Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

10月21日活動報告

【10月21日(土)CEC活動報告】

<参  加  者>5名(男性3名 女性2名)酒井さん・内田さん・徳丸さん・長瀬さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング 

 朝夕の寒暖差に身体が追いけないような今日この頃ですが、三週間ぶりの例会は相変わらず、ホットに楽しく進められました。近況報告では、久しぶりに参加された長瀬さんがその期間の仕事の充実ぶりを終始笑顔で話され、まさに「仕事が趣味」と眩しく見えました。徳丸さんはお孫さんの「サッカー」「運動会」を観戦。まさに「スポーツの秋」を満喫されていました。酒井さんは前回に続き、意欲的な「卒論」の取り組みを話されるとともに、それに目をとめた担当教授が今年度「卒論プライズ」に推薦すべく、「カバーレター」を書かれたとのこと。「称賛(praise)」「賞(prize)」「誇り(pride)」が一気に押し寄せているようなご様子に、学生生活の有終の美が形になりつつある充実感が感じられました。最後に私は、そんな酒井さんの近況を見越し(?)、昭和60年(1985年)に書き上げた自身の卒論現物を手に、その思い出を紹介させていただきました。同級生は「タイプライター」で進めていた卒論。一人タイプライターが打てなかった私は「学生協」で規定原稿用紙を購入。何とか原稿用紙100枚の論文にまとめ上げ、年明け早々に提出しました。うっすらと雪の積もったキャンパスを踏みしめるように歩き、教務課に卒論を提出したときの、何ともいえない複雑な気持ちは今も説明がつきません。大仕事を終えた達成感といよいよ卒業が現実のものになっていく切なさと。その光景をはっきりと思い出せる大学生活の一コマがそこにはありました。来る文化の日をはさんだ3日間、空手道部同期で母校へ「還暦記念旅行」に出かけます。不惑に空手道部記念式典に参列以来、実に20年ぶりの訪問。今から楽しみです。トピック・チャットでは、「趣味」についてのイメージについて、長瀬さんがまず「愛する(love)」「精神(spirit)」の二語をキーワードに話されました。趣味は心から愛する何かを通じ、個々の精神性を高めていけるもの。人生に潤いや張り合いをもたらすプラットホームになると実感しました。酒井さんは「趣味は日常生活の中にもたくさんある」といわれ、ご自身の趣味の一つである「料理(cooking)」を例にして話されました。お話をうかがううちに、料理はレシピを学ぶだけでなく、そのプロセスや時間を節約する工夫をすることで、日常生活に応用できる学びがある趣味だと実感しました。私自身も実は「還暦」を過ぎ、遅まきながら、自己流で料理を始めましたが、酒井さんのいわれたことを折々に体験。「もっと早く、料理を通じた学びを得て、公私に生かせばよかった」と、後悔先に立たずを実感中です。徳丸さんは趣味を「プレゼント(present)」になぞらえて、それが「幸福(happiness)」の礎になるとまとめられました。私も「趣味はプレゼント」としましたが、私のいうプレゼントは「現在」。人生のステージで変わっていくことの多い趣味は、折々の個々の「今」を映し出すもので、それらはしばしば深い思い出となって、心に刻まれていくものと思います。「子どもの頃の趣味」では、「長瀬さんはステッカー、私は切手」と「収集系の趣味」、酒井さんは「プリキュア」からスタートした「コスプレ三昧(?)の毎日」、内田さんは弟さんや近所の幼なじみとの「放課のボール遊び」が出ました。個々の話を進めると、最後は「時代」を語らざるを得ず、とりわけ酒井さんの話を聞くほどに、「昭和は遠く(歴史に)なりにけり」を痛感しました。その後、内田さんから、弟さんが趣味のテニスを「選手からコーチ」とステップアップして、趣味を仕事にしたという話をうかがい、昨今耳目を集める藤井聡太竜王名人や大谷翔平選手が話題に上りました。「結果を出して当たり前」と思われている二人は、想像を絶するストレスとプレッシャーの下、想像を絶する精進を重ねているでしょう。それを生きがいにできることが二人を二人たらしめているはずです。そんな二人について、酒井さんは「記録や栄光を重ねるほど、より高いレベルを当たり前に求められる。やがてより若い才能の台頭にさらされる。それでも、コンスタントに結果が求められるばかりか、結果が出なければ、手の平を返すがごとく、痛烈な批判や非難を受ける。天才(super talented)がそれでも、自身のパフォーマンスに打ち込めるのは『仕事が趣味』だからであり、私はそこが尊敬できる」と話されました。さらに、「二人にとって、仕事は『使命』なのでは?」と長瀬さん。天才は確かに「動機(motivation)」だけで続きません。二人はそれを「使命(mission)」とし、まさに「自身の命と向き合う」べく、個々の仕事に向き合ってみえるのではないでしょうか。シーズンオフに大手術を控えながら、ギリギリまで試合に出場し続けていた大谷選手には、その使命感が垣間見えました。「仕事と趣味」については、内田さんが仕事を通じ、時間を忘れるほどの集中力、快適さ、充実感を味わい、長瀬さんは仕事で言語学習に磨きをかけることが、趣味に直結していると話されました。お二人の意見を受け、酒井さんがお二人にあやかり、「継続(continuity)」「集中(concentration)」「自信(confidence)」の3つを自身の仕事で着実に実現しつつ、「仕事が趣味」といえるような将来を描きたいと、最後に誠実に語ってみえました。