Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

4月7日活動報告

【4月7日(日)CEC活動報告】

<参  加  者>5名(男性3名 女性2名)内田さん・小枝さん・徳丸さん・長瀬さん・小野

<活動時間>10:00~11:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 桜の盛りだったこともあり、近況報告は「桜」が次々と話題になった前回のCEC。「桜の通り抜け」で知られる造幣局(本局)の花見をされた内田さんは、ネット事前予約でゆったり楽しまれたようです。徳丸さんは自宅窓からはもちろん、例年通り、JR岐阜周辺の桜を、長瀬さんは早朝散歩でご近所の桜を楽しまれていました。「桜の盛りの美しさと散り際の儚さを見るたびに、自分が日本人であることをしみじみと感じる」といわれた長瀬さん。昨今、多くの外国の方々が日本で花見をされますが、彼らはどんな思いでみえるのでしょうね。私にとっては、桜といえば、校庭の桜。とりわけ、新任校に赴任する際は、各学校の風評を聞き、何となくブルーな気持ちで見上げていたこともありました。とはいえ、桜の盛りは、年度初めで超多忙。腰を据え、花見をするような気持ちにはなれないことが多かった気がします。小枝さんは「新年の決意」ならぬ、「新年度の決意」として、「ガーデニング」について話されました。岐阜の極端な暑さや寒さに弱い「一年生植物(annual plant)」の栽培は、先々まで視野に入れた地道な取り組みで、確かに「決意」が求められると思いました。力を入れてみえるクリスマスローズなどの栽培が、文字通り実を結ぶことを祈っています。私は先週、自宅庭の剪定に初めてチャレンジ。この時期に、父が行っていた作業の大変さを痛感しました。枝のカットは思ったよりはできたのですが、カットした枝などの片付けがなかなか。秋口はこれまで通り、庭師さんに入ってもらいますが、多忙の合間に庭の世話を心がけていた父の遺志を継ぎ、春先はできるところまではやっていこうと思います。小休止をはさんで、「学び(Learning)」のイメージ交流。小枝さんは参考書片手に「小5算数の文章題」に粘り強く取り組む過程で得られた充足感が、主体的な学びの原点だといわれました。それは大学生活に至るまで脈々と息づくとともに、「努力は報われる(Efforts pay off.)」という自身の人生観にもつながったということでした。内田さんは「知識を得る(学生時代)」ための勉強から、「ヒントを得る(社会人)」ための学び、さらに「生涯学習(lifelong learning)」へのシフトについて話され、「主体的な学び」の大切さを感じました。長瀬さんは「学びは人生(Learning is life.)」と清々しく話されるとともに、積極的な姿勢(positive posture)」の有無や大小が、問題解決能力を高めていくことに言及されました。さらに、「人間と動物との学びの違い」として、小枝さんから「主に母親から本能的な行動様式を学ぶ動物に対して、母親や家族はもちろん、地域や国家、そこに根づく伝統や文化、習慣などから学び続ける(べき)人間のあり方」について、たいへん貴重な示唆をいただきました。私のイメージは「学ぶ(learn)」という単語に「耳(ear)」が入っていることでもわかる通り、「学びは(まず)聞くこと(Learning is listening)」から。「耳学問(learning by ear)」は学びの入口であるとともに、学びの裾野を広げる鍵になると思います。長瀬さんはさらに「聞く耳(good ear)」の必要性を話されましたが、私は心当たりが少なからずあり、苦笑い。というのも、元来頑固な上、最近は加齢(?)でその傾向が強まっていると自覚することがある私は、「聞く耳」は心すべきだと痛感していたからです。年長者にはあえて(or あまり)進言しない土壌がある日本社会では、年長者が柔軟な心で若者に接していかないと、新たな学びの機会が遠のいてしまうといえなくもないですね。また、ネットの普及で、情報が手軽に入り、「わかったつもり」になり、「広くは学ぶも、深くは学ばない」といわれる一部の若者の存在も話題に上りました。SNSでは「いいね」ボタンなどで、意見の主流が作りやすい一方、他者の意見に安住し、自ら思考することが(少)ない若者もいるのでとの意見もありました。「思い出深い学び」では、小枝さん、長瀬さんから、個々の「英語学習」の分岐点になったご体験をいただきました。小枝さんは、学生時代には不完全燃焼だった英語学習に、社会人になり、中学生に英語を教える機会を得たことで、異なる視点からチャレンジ。それが自身のアイデンティティの見直しにもつながったと話されました。長瀬さんは、海外留学により、自分がいかに井の中の蛙だったかを痛感し、「無知の知」を得たことで、その後の英語学習に磨きがかかったとのことでした。私自身は小枝さんとかなり似ていて、「学ぶ英語」から「教える英語」にシフトしたとき、「教えることと学ぶことは別物(Teaching is quite different from learning.)」を試行錯誤することで、英語はもちろん、人間(性)や人生について学ぶ機会を得ることができました。その中で、「自分のために勉強する」ことと「だれかのために学ぶ」ことの違いを体感でき、「社会貢献(social contribution)」は、学びの大いなる動機になり得ると確信しました。「学びの箴言 &学びの漢字一言」では、「人間は考える葦である(Man is a thinking reed)小枝さん」「今日の全力が明日の最善を作る(Today’s effort create the positive results of tomorrow.&攻)長瀬さん」「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり 徳丸さん」「創 内田さん」が出ました。そのどれもが「学びの本質」にふれた名言ですが、とりわけ、アパホテルの「歯ブラシセットの袋」にあった言葉に目を留め、実物とともに紹介された長瀬さんは、ふだんから「学びのアンテナ」が高いのではと感じました。私の「学び(learning)」は前述した通り、「聞く(listening)」から始まります。その後、思考の「間(interval)」をとり、自分に必要なことを明確にした上で、相手や周囲への適切な「問(ask)」を心がけつつ、最後に自分の「答(answer)」を出していく。「学び=問答」といわれますが、私にとっては「学び=聞間問答」。とりわけ、「聞間」の豊かさがあってこそ、「生涯学習(lifelong learning)」はより広がり深まると思います。