Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

11月11日活動報告

【11月11日(土)CEC活動報告】

<参  加  者>5名(男性2名 女性3名)小枝さん・酒井さん・内田さん・長瀬さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング 

 懐かしい小枝さんにご参加いただき、新旧メンバーが和やかに語り合うことができた前回のCEC。思いがけない手術の後、さらに思いがけず体調を崩された小枝さんが、趣味のガーデニングから、少しずつ復調された様子に、心身の健康を保つための「趣味」の大切さを再認識。過日のCECにおける「趣味」をテーマにしたチャットが頭をよぎりました。「テーマ・チャット」は「時間へのイメージ」からスタート。小枝さんは前述の貴重な闘病体験もあり、1分も無駄にはしたくないという時間へのいとおしさ、また、限られた時間だからこそ、時間の意識を高め、日々をエンジョイしたいお気持ちを、具体的な事例も交え話されました。酒井さんは「家族の夕食の団欒」のほのぼのとした様子を語られながら、そんな時間がずっと続いてほしいという切なる思いも吐露されました。毎晩自身の得意なお料理を囲んで、家族の和やかな時間が積み重なる。一日一日が着実に家族の歴史になっていく。世間に家族の問題が噴出し、「顔を合わせれば」という家庭も少なくない今、家族との時間を何より大切にされている酒井さんに、ご両親の彼女への深遠な慈しみがにじんでいました。「今、最もかけがえのない時間」については、内田さんが「日本語教師」へ向けた研修の難しさと醍醐味を、過日の「模擬授業」を例に語られました。教壇に立つ際は「いかに教師が少なく、生徒が多く話せるか」をテーマにされていると聞き、「教育(education)とは引き出すこと」に則った骨太の研修をされていると実感しました。小枝さんはそんな内田さんの授業に賛辞を送る一方、「私が学校で英語を学んだ頃、英語は話すものではなく、聞くもの、読むものだった」といわれ、「話す英語教育への傾倒」についての懸念も話されました。思いがけず、英語授業についての話題になったので、現役学生の酒井さんにもご意見をうかがったところ、英語のディスカッションでオーガナイザーをする際、自分の意見を言いたがらない同級生がいて、その背中を押すのに骨が折れるという経験談が出ました。海外で学んだ際は逆に、「自分の意見を言いたい学生ばかりで、みんなに同様の機会を提供するのが大変だった」ことを思うと、国民性のちがいが少なからずあると言わざるを得ないとも。私は今、CECでファシリテーターをさせていただいていますが、回を重ねるごとに、阿吽の呼吸で進行をさせていただけて、メンバーのみなさんには感謝しかありません。周囲では「異世代のコミュニケーションの難しさ」を見聞きしたこともありますが、CECではその醍醐味を堪能しています。今後ともみなさんのお力添えをいただきながら、より実りある時間にするためのリーダーシップ&メンバーシップを学べる場にしたいものですね。「最も戻りたい時」では、「十代」と即答された長瀬さん。ありがちですが、「あの頃にもっと勉強しておけば…」という「後悔先に立たず」。「人生の早い時期に留学して、できれば、ネットをはじめとする最新の英語環境下で英語が勉強し、完全なバイリンガルに」という夢は、英語を学ぶ者すべてに共通するものでしょう。小枝さんも同様に、自分の志した学びを実現するために昔に戻りたいと話されましたが、教室より道場の方が思い出深い私でさえ、過日20年ぶりにキャンパスを訪れた際、言葉にならない懐かしさとともに、「今なら(?)とことん勉強できるのに」と思ったくらいですから、人間は学ぶようにできていると言っても過言ではないでしょう。酒井さんは「2018年に戻りたい」とズバリ一言。高校在学中の長めの夏休み、冬休みに、韓国、台湾、インドネシアへ単身留学され、当時は未知数だった英語で体当たりの体験をされたことを生き生きと紹介されました。流暢な英語を駆使される酒井さんですが、大学時代の留学も含めると、語学については、「経験に勝る学びなし」と思えてきます。そこにきっと「経験」をそのままにせず、「経験値(経験の価値)」にする広く深い学びがあったとは思いますが。「時に関する箴言」は「光陰矢の如し(小枝さん)」「思い立ったが吉日(酒井さん)」と、お二人の今現在から出たかのような言葉が出ました。小枝さんは年の功で、これからの人生を大いに楽しみたい、酒井さんは持ち前のバイタリティで、自分がよいと思ったことは時を移さずにやっていきたいと話されました。「時間」は「年齢」はもちろん、個々の置かれた環境により、その価値観が変わっていくものだと思いました。質問終了後、恒例(?)となった私のプレゼンテーションをさせていただきました。今回は「時間」を軸に、「時間」「空間」「仲間」の三つの「間」について話させていただきました。還暦を過ぎ、人生には限りがあると自覚し始めた私ですが、残された「時間」をより豊かに生きるために、時間を大切にする一方、自分で裁量できる「空間」「仲間」をより豊かにできたらと考えます。それが好きな英語とともにいられるCECであり、「アラ還」の私の今現在の人生観です。