Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

11月25日活動報告

【11月25日(土)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)小枝さん・内田さん・長瀬さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 「秋来たりなば、冬遠からじ」と思えるほどの急激な冷え込みが日本列島を覆う昨今、CECは「秋」を感じる近況報告が続きました。小枝さんはご友人のコンサートに行かれ、そこで耳にされたお気に入りの英語の歌の由来を話されました。会場となった「サラマンカホール」は、県下では屈指の音響設備を誇り、合唱のさかんな中学校はそこで「合唱祭」や「卒業記念合唱CD録音」を行います。私自身も「卒業記念合唱CD録音」に立ち会ったことがあり、ステージに立つ卒業生をステージ下から、何ともいえない思いで見つめていたことを忘れることができません。長瀬さんは最近、ご夫婦で「山岡家」の「朝ラーメン」を楽しまれているとのことで、「カロリーを気にせず、心置きなく食べられる」魅力にはまってみえるご様子でした。北海道ご出身で「味噌ラーメン」を愛される長瀬さんのお話から、「博多ラーメン(豚骨)」「喜多方ラーメン(福島)」などの「ご当地ラーメン」、さらに、東海3件の「寿がきやラーメン」へ話題は飛びました。中高生時代、寿がきやラーメンをこよなく愛し、とくに、高校時代は下校途中にたびたび立ち寄っては、ラーメン&スイーツを堪能していた私。ところが、学生時代にわが家に遊びに来た関東在住の友人に、自信を持ってそれを薦めたところ、口にした瞬間「何だこれは…」という反応をされ、呆然としたことがあります。好みがあるとはいえ、素朴な味わいは万人受けするものと確信していただけに、当時の私は「世の中は広い」と妙に納得したものです。小枝さんから「文化の秋」、長瀬さんから「食欲の秋」を語っていただきましたが、紅葉もあっという間に過ぎ去りそうな今秋は、年の瀬もあっという間にやって来るようなあわただしさを感じます。今から師走の心がけをしたいものですね。「テーマ・チャット」は「やる気(Motivation)」について、思った以上に話を深めることができました。オープニングで、小枝さんはご近所のお子さんに英語を教えてみえた頃、彼らへの「意欲づけ」はひとまず置いて、「受験英語」を強いていた気がすると話されました。限られた時間で効率的に教えるためにはやむを得ない面はあったにせよ、英語学習の「必要性」から「醍醐味」にふれるような教え方ができたら、彼らの「やる気」も変わっていたかもともいわれました。とはいえ、「教え方」も「学び方」も十人十色。「受験英語」が性に合うばかりか、それが好きという生徒は少なくありません。そこが教育の難しさであり、楽しさだと思います。長瀬さんは「やる気」を引き出す複数の要因を話されましたが、ご自身の体験では「悔しさ(chagrin)」こそが、やる気を燃え上がらせると感じてみえました。カナダのESL在籍時、周囲の学生の英語力にふれ、「(日本で)もっと英語を勉強しておけば」という悔しさがにじむとともに、その反動が「英語学習への動機」に直結したとのこと。カナダではさらに、ネイティブ並みに英語を操り、テレビを見るたびに、見聞きした新しい表現をメモする、バス車内の折り込み広告にじっと目を凝らす、ネイティブ同士のおしゃべりに聞き耳を立てるなど、生活のありとあらゆる局面を「英語と関係づける」方と出会い、大いに触発されたというエピソードも紹介されました。「英語〇〇」といえるほど、英語学習に打ち込める彼の「動機」には、英語学習の本質があるのはまちがいなく、私も身近にそんな人がいたら、英語学習も変わっていたかもと思わずにおられませんでした。私は「やる気」を引き出す「3P」を、恒例にしたクイズで出題させていただきました。小学生の頃の私にとってのそれは「罰則(penalty)」。宿題をやらない私に勉強をさせたのは、担任教師の「罰則(penalty)」でした。勉強の意味がそれなりにわかってきた中高生の私にとってのそれは「目的(purpose)」。目先の成績に始まり、進路に至るまで。折々の状況に合わせた目的が私のやる気を育みました。社会人になって以降は、周囲の厳しくも、温かい諸先輩はもちろん、自分にはない、自分とは異なる才能を持った後輩、さらに、可能性と豊かな感性を持った教え子、すなわち「人間(person)」が、折々の私のやる気を高めてくれました。「やる気を引き出す引用(motivational quote)」としては、小枝さんが「遅すぎてもやらないよりはよい(Better late than never.)」を、ご自身の来し方行く末への感慨とともに語られました。内田さんは「同じ目標を持った人間を見つけろ(Find a person who has the same targets.)」を、ライバルと切磋琢磨するスポーツ選手を例に紹介されました。英語学習では、詳細を述べ合ったり、議論を深めたりするためには、学習者相互の英語能力はもちろん、目的にばらつきがあっては、やる気を削がれたり、やる気に水を差されることになりかねません。「目標」をシェアできることはある意味、仲間同士で英語を学ぶ大前提かもしれません。私は人生最大の師ともいえるブルース・リー箴言の一つ「真に生きるとは他者のために生きること(Real living is living for others.)」を、彼の哲学とともに話させていただきました。没後半世紀の今年、世界各国で今もそのカリスマ的人気を誇るリーは、その全生涯を「自己表現」、しばしば強烈な「自己主張」で貫き、少なからず「ナルシスト」であったようです。そんな「自分」にしか関心を持っていないかのような彼が、人生のありとあらゆるものを手に入れた後に残した箴言の中に「他者(others)」という言葉があるのは意外でしたが、それが「社会的動物」といわれる人間たる所以なのでしょう。リー信者としては、これをひたすら実践するのみです。