Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

10月22日活動報告

【前回(10月22日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)小枝さん・徳丸さん・長瀬さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 3つのセッションのシフトをスムーズにすべく、「30分×3」で初チャレンジした前回CEC。結果として、切れ目のない進行ができ、オーガナイザーとして安堵しました。メンバーのZoom使用が定着し、今後はさらに便利な機能にもトライするつもりです。近況報告は小枝さんからまず「植物と害虫」の話がありました。物言わぬ植物だけに、日常的な観察を絶やさず、来たる冬に備えてみえる様子がありありと伝わりました。長瀬さんは故郷のご両親との岐阜の名所巡りを話されました。有数の世界遺産(合掌造り)の白川郷、日本三名泉の一つ下呂、小京都にたとえられる高山と、錚々たる名所が並び、岐阜県人としてはうれしい限りですが、そのすべてが「飛騨地方」というところは心中複雑。学生時代、県外の友人の持つ「岐阜のイメージ」がほぼこの三名所(だけ)だったことを思わずにおられませんでした。徳丸さんからはコロナ禍で自粛となっていた「ハーモニカ・コンサート」が久しぶりに開催され、サークル・メンバーの方々とその機会を存分に楽しまれた話をいただきました。私は10月1日以降「猪木ロス」で悄然としつつ、前回のテーマの一つだった「死」について、思い巡らしていました。幼少時から「強さの象徴」だった猪木氏。晩年は稀有な難病に侵され、苛酷な闘病を続けるとともに、その様子をYou Tube(最後の闘魂チャンネル)で随時発信。NHK制作の特番も組まれ、大きな社会現象にもなりました。氏の「最後の闘魂チャンネル」は、私のような「猪木信者」の間でも賛否両論が渦巻きました。ヒーローはそのイメージを最期まで信者に残してこそヒーロー。その考え方は世間に根強く、根深く、氏の信者だからこそ、チャンネルを観たくないという声も少なからずありました。氏もチャンネル開設にあたっては、相当の葛藤と覚悟があったようですが、その信念でもある「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」の精神でスタート。配信を重ねながら、「弱さも含め、ありのままの自分自身を見せることこそが、ファンに対する自分の責務」という心境に至ったそうです。私自身は、初めて氏のチャンネルを観たときは、あまりの変わり様に言葉がありませんでした。しかし、発信のたびに、氏の有形無形のメッセージから、リング内外で氏が一貫してファンに訴えてきたテーマ「生きることは闘うこと」が垣間見え、襟を正しました。と同時に、毎回届くおびただしいコメントを読みつつ、全国の猪木信者が同じ思いでこのチャンネルを観て、氏の最後の奇跡を期待していると実感しました。奇跡は叶いませんでしたが、最期まで氏の生き様を見せていただき、私は何にも勝る一冊の伝記を読み終えた気がします。図らずも、小枝さんが言われましたが、チャンネルそのものは一考の余地があるとしても、まだ「死」を自分とは別次元のものと考えている青少年はもちろん、日常に紛れて、それを蔑ろにしている、すべての人々に一つの機会を提供したことは確かです。「元気ですか~、元気があれば、何でもできる」。「燃える闘魂」は永遠なれ。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 猪木氏の死の話から、スティーブのスピーチの第3の話のキーワードの一つ「死(death)」について、まず意見交流をしました。欧米では「QOD(Quality of Death)」が人々の関心を集めてずいぶんになります。「死」に対する見方は、国家間はもちろん、個々にいても千差万別のデリケートなものといえます。話し合いでも、身近な経験を通じた「死生観」が話題になり、逝く人、見送る人たち、そのだれにも得心が行く死はないものの、「できるだけ長く(as long as possible)」以上に「できるだけよく(as good as possible)」と考え、人として人生を全うするために大切な死を、逝く人を核に、悔いのないように考え尽くすことが大切だと互いに認識しました。その後、「直感(intuition)」へと話題が移ると、話し合いのトーンは一変。「何か…な感じ」が日常生活の折々に思いがけず及ぼす影響や、ときにそれを信じて人生の局面に踏み出す積極性の大切さで話し合いが盛り上がりました。一方、それは「内なる声(inner voice)」から来るもので、それを強化するには、自身の「アイデンティティ(identity)」確立に向けて、多面的な見方を身につけるべく、「批判的思考(critical thinking)」を習慣化すべきだとの意見が出ました。最後にスピーチのクライマックス”Stay hungry, stay foolish.”については、話し合いの末、「hungry(常に情熱と探求心を絶やさず、新たなチャレンジを)」「foolish(常識や慣例などに囚われず、自分の好きなことに邁進を)」、それができる「courage(勇気)」こそがすべてとまとまりました。