Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

6月11日活動報告

【前回(6月11日)CEC活動報告】

<参  加  者>3名(男性2名 女性1名)小枝さん・徳丸さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング

 開始時間前に雷雨に見舞われた前回のCEC。時間を追うごとに雷鳴が響き、雨足が強まり、出鼻を挫かれた気もしましたが、いつも通り14時からスタート。時間いっぱいに英語のチャットを楽しむことができました。近況報告では、徳丸さんから、元同僚との久しぶりの再会の話から、再会の地となった多治見の話へ。埼玉県熊谷市と並び、日本有数のホット・ゾーンとして、毎夏私たちの目を釘付けにしている岐阜県多治見市。私が遠き昔、東濃地方にいた頃は思いも寄らなかった多治見の変容ぶりですが、さすがに6月初旬は、風薫る爽やかな気候だったとのこと。私にすれば、「それでこそ多治見」といったところです。小枝さんは、家具のオークションに参加された話をされました。「ネット・オークション」が身近になり、市民レベルの物流がごく当たり前になった今、私も一度それにチャレンジしてみたいと思いました。私は、午前中の「第3回目のコロナワクチン接種」について話しました。諸事情で、1・2回目と異なる病院での接種となりましたが、そこでお世話になった医師はもちろん、看護師の柔らかな物腰から「医は人なり」を実感した経験を話しました。偶然にご縁を得た病院でしたが、「何かの折りにはまた」と思える場所が一つできたことは望外の収穫でした。数分の小休止を挟み、メイン・セッションは「ポジティブ思考(Positive thinking)」をテーマに5つの質問に沿って話し合いました。ウォームアップとして、「ポジティブ(Positive)」という言葉のイメージをみなさんにお尋ねしたところ、先天的(inborn)という面もあるが、後天的(acquired)、とりわけ家庭環境により、少なからず左右されるのではとの意見が出ました。ポジティブであるかどうかは、個々の体験の量と質を大きく変えていくので、それが「アイデンティティ(identity)」に影響を及ぼすという点でも、互いの意見の一致を見ました。さらに、「思考(thinking)」という言葉のイメージを交流するうちに、昨今巷でもいわれる「批評的思考(critical thinking)」と「論理的思考(logical thinking)」の話も出て、そうした「戦略的思考(strategic thinking)」なしに、グローバリゼーションの世界を生き抜くことはありえないとの意見も出ました。一方、「内省(reflection)」により、自身の行動や状態を客観的に振り返る(思考する)ことでしか、人間の真の成長はないのも確かで、「思考」においても、「初めに自分ありき」をいう視点は忘れてはなりません。そう考えると、「近代哲学の父」といわれるフランスのルネ・デカルト箴言「われ思う、故にわれあり(I think, therefore I am.)」の重さには今更ながら刮目するしかありません。「人間」である限り、「思考」が途切れることはないし、途切れさせてはならない。「人間は、思考してこそ存在意義があり、さらに、思考と試行の反復、また、その質量の向上こそ、人間の志向を決め、至高の人間へ導いていく」。そんな風に考えられるでしょう。いずれにせよ、「思考なき試行」「試行なき思考」はともに絵空事にすぎず、両者は車の両輪のごとくあってこそといえます。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 「思考(thinking)」を「試行(trial)」へシフトするために必要なことは何か?両者ががっちりと噛み合っていなければ、私たちは自分に多く期待することはできません。一方、「チャレンジ(challenge)」について話し合った時には、「考え過ぎて」「周囲の目が気になって」、チャレンジに二の足を踏み、安定志向に陥りやすいとの意見がありました。どちらも、個人の資質というより、日本人には「国民性」として、だれしも大なり小なり根づいている感覚だと思います。その感覚を色濃く引き継ぐ私たちに合った「ポジティブ思考」とは?小枝さんはご自身の人生観も絡め、こんな話をされました。「人生を逆算し始めた今、自分は増やすより、減らすことを考える。かつては、折々に『願望(desire)』が生れては消え、消えては生まれ、増えること、増やすことこそ生きることと感じていた。そして今、叶えられた願望、叶えられなかった願望を数多く体験し、唯一残った願望は『健康』ある。あれもこれもと欲張り、残された時間を無駄にしない。その上で、ありのままの自分を受容して、本当にやりたいことをやっていく。それが今の私のポジティブ思考」。「執着(obsession)」から「終活(end of life planning)」へ向かう人生の核となっているポジティブ思考。共感し切りです。最後に私の「ポジティブ思考の原動力」となる「3ex(express, exercise,explain)」。さらに、故岡本太郎氏の「芸術は爆発だ」をもじった「究極の積極性は爆発だ(Ultimate positiveness is explosion.)」でしめたいと思います。