Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

2月26日活動報告

【前回(2月26日)CEC活動報告】

<参  加  者>5名(男性3名 女性2名)小枝さん・鷲見さん・徳丸さん・松本さん・小野

<活動時間>14:00~15:40

<活動形態>Zoomミィーティング

 「北京冬季オリンピック2022閉会」を待っていたかのように始まったロシアのウクライナ侵攻により、風雲急を告げるヨーロッパ情勢が大いに懸念される中で行われた前回のCEC。この件に関して、「人道問題」「国際情勢」の観点から意見をされた小枝さんをきっかけに、ふだんは原則としてあまり交流することのない政治問題について、立ち入った話をしました。遡って、北方領土問題絡みの安倍前総理の対ロシア政策の稚拙さへの鋭い意見もあり、歴史は点でなく、線や面でとらえなければならないものの、一つの点をピリオドのごとくしっかり打つことなく、疎かにすると、未来(=後々続いていく歴史)が大きく歪んでしまうと感じました。今後、ロシアの暴挙に対し、国連がどのように機能していくか。そして、日本がどのような立ち位置で、対ロシア外交を進めていくか。その推移を見守りたいものですね。国内に目を向けると、メンバーの中でもコロナの影響を鑑み、一時閉鎖になった職場が出るなど、前回よりはるかに深刻化したコロナの現状が浮き彫りになりました。決定打どころか、有効打さえないコロナ対策。これほどの事態にありながら、日々の驚異的な数の新規感染者を見ても、「そういうもの」という感じでふつうに受け止めてしまっている自分たちを思うと、私たちのコロナへの認識が次の段階に入ったのではとの危惧を抱きました。とはいえ、思うにまかせないコロナはコロナとして、私たちの日常は一時も止まることはありません。コロナ禍では不安定になりがちな心身のバランスをいかに保てるか。欲をいえば、そのレベルをどれほど高められるかが、先行き不透明なコロナとの闘いには必要不可欠です。そんなことをお互いに思いながら近況報告をすると、お気に入りのガーデニングの延長として、お馴染みのワールド・ローズ・ガーデン可児市)で癒しの時間を満喫された鷲見さん、弛まないエクササイズ&リハビリが効を奏したのか、不調だった肩がスムーズに動くようになりつつある徳丸さんなど、個々の日常には、コロナ禍にあっても、潤いのある出来事があり、それを聞くメンバーの表情も思わず和みました。寒さをやや苦手とする松本さんは、ここ数日の春を思わせる陽射しを楽しまれたようです。少し気が早いですが、何となく桜の開花も見えてきたかのようなこの陽気が少しでも長く続いてほしいものですね。私は先頃閉会した「北京冬季オリンピック2022」から「カーリング女子チーム(ロコ・ソラーレ)」の話題を紹介させていただきました。涙あり、笑いあり。ジェットコースターにも似た、ドラマ性満点のオリンピックを存分に魅せてくれたロコ・ソラーレ。リンク上での「もぐもぐタイム」はもちろん、密なフィードバックに裏打ちされたミィーティング、ピンチにあっても絶えない笑顔は、プレッシャーをプレジャーに代え、個々のパフォーマンスを最大限引き出したように見受けました。かつてない選手像、チーム像は、スポーツを越え、私たちに身の回りで応用できることもあると思います。いかがですか?

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 「トピック輪番制」の本格的スタートとなった前回は、小枝さんから出していただいた「海外」について、主に個々の経験をベースに話し合いは進みました。徳丸さんの海外初体験は旧ソ連。柔道協会を通じた交流で、彼の地を踏んだ徳丸さんは、柔道トーナメント以上に、帰路の船旅において意気投合し、友人となったスイス人の話をされました。後に講道館を目ざし、来日を果たした彼との縁から、外国人と生まれた友情を実感された徳丸さん。さらに、海外勤務で赴任されたアメリカでは、現地スタッフや異国での家族との忘れ得ぬ思い出の強さを感じました。鷲見さんは学生時代の留学体験、とくに、寄宿舎(dormitory)における異国の友人たちとの交流を話されました。各国文化を紹介し合うイベントなどを通じ、国際社会に生きる自分を知るとともに、同じ若者でありながら、日本人とはまったく異なるものの見方や価値観で行動している友人たちの自主性に驚かれたエピソードもいくつか紹介していただきました。若くみずみずしい感性で見聞きした海外は、その後の人生に確実に根づいていくものだと深く感銘を受けました。そんな若者の留学が頭打ちとなり久しい日本。ネットの普及により、世界中の情報が瞬時に入る社会、街中に外国人がふつうに歩いている社会、国内でも恵まれた環境で英語が学べる社会など、豊かで安定した日本を離れてまで海外を目ざさない若者の気持ちはわかる気もします。悪化の一途を辿る経済情勢も加味すると、抜本的対策こそが求められているのかもしれません。