【前回（１０月２４日）ＣＥＣ活動報告】 ＜参 加 者＞男性２名 大口さん・小野 ＜活動時間＞１４：００～１５：１５ ＜活動形態＞Ｚｏｏｍミィーティング
私がお世話になっている、もう一つの英会話サークル「イーガー・ビーバーズ（Eager Beavers）」を通じ、その効果を毎回実感してきた「Ｚｏｏｍミィーティング」。満を持して再開したＣＥＣで早速導入した前回は、その操作に手間取って、開始時間が遅れたばかりか、メンバーの方々に諸々のご迷惑をおかけしました。やり方を確認した今回、通知させていただいた通り、招待メンバーは「gmail のメンバー限定」でしたが、時間通り開始することができ、前回よりはスムーズな展開となりました。諸事情で、大口さんと私の２人だけの参加となりましたが、「２人っきりだから話せた」話題もあり、１時間余を存分に楽しませていただきました。折りしも、菅義偉首相のベトナムでの外交デビューがあり、今後の菅内閣の政治展望を通じて、外交を起点とした日本の外交史をさまざまな視点から交流できました。第二次世界大戦後は、アメリカとの関係なしには何一つとして動かない日本の外交。しかし、江戸時代から明治時代、言い換えれば、「鎖国から富国強兵」へと向かう中で、欧米列強と肩を並べる、しばしば、それを凌駕するほどの「日本」があり、「日本人」がいた事実について、意気投合して話すことができました。いわゆる「和魂洋才（日本固有の精神を失わず、西洋からの優れた学問、知識を摂取し、巧みに両者を調和させること）」を忘れることなく、日本人としての「品格」を持ち、世界に向き合っていた時代、日本人が日本人たる自信と誇りを持ちえた時代、日本のあり方は現在とはまったくちがったものでした。国にせよ、個人にせよ、「現在は過去の反省に立ち、過去よりすばらしいものになっている」ものですが、すべてのものには功罪あり。とりわけ、第二次世界大戦後に、日本人が失ったものの中にこそ、古きよき日本人のメンタリティがあったことは明白で、それが今日の日本人の存在を揺るがしている面も少なからずあると思われます。私自身の来し方を思い起こすと、日本が最も輝いていたと思えたのは、高校時代から大学時代にかけて。「ジャパン・アズ・ナンバーワン〈Japan as Number one〉」（エズラ・Ｆ・ヴォーゲル）を読了後、日本の底力、さらに、日本人であることの自信と誇りを実感したものです。本書は戦後の日本経済の「高度成長期」の要因を多面的に分析しながら、「日本的経営」を高く評価。それは、当時の日本人が、日本特有の経済、社会制度を再評価する契機にもなりました。本書の主要なテーマは、単に日本人の特性を美化するにとどまりません。「日本（人）から何を学ぶべきで、何を学ぶべきではないか」を明瞭に示唆した点で、日米をまたぐベストセラーとなりました。具体的には、日本の高度成長の基盤には、日本人の「学習意欲」「読書習慣」があるとし、当時の「日本人の一日の読書量がアメリカ人のほぼ２倍」「新聞の発行部数の多さ」などでそれらを例証していました。時は流れ、「バブル経済」が崩壊。日本が長き「冬の時代」に入り、日本人の美徳といわれていた「学習意欲」「読書習慣」に陰りが見えて久しい昨今、日本経済の再生、日本人の自信と誇りを回復する道筋は未だに見えてきません。
【前回反省と今後のＣＥＣに関する提言】
コロナ禍による「活動長期見合わせ」により、“音信不通”となったメンバーの方々もあり、本格的な再開の目途が立ちにくいＣＥＣ。前回は大口さんと２人だけで進めたこともあり、会のテーマもそこそこに、それぞれに話したいテーマを存分に交流し合うことができました。ペア・チャットだけでも実りのある意見交換ができるとわかり、私としてはとても手応えを感じることができました。月２回の活動ではありますが、個々に「ペア・チャット向け」のネタをストックしていただき、チャットを心行くまで楽しんでいただけたら、主催者としては、これに勝る喜びはありません。コロナに振り回された今年もあっという間に残り２ヶ月。コロナ終息の兆しは見られませんが、ＣＥＣはコロナに左右されることなく、まず「Ｚｏｏｍミィーティング」を軌道に乗せていく予定です。参加ご希望メンバーは、「gmailアドレス」を小野の方にご一報ください。より多くのメンバーの方々のご参加をお待ちしております。
①活動：原則「第１＆第３土曜日」
活動時間：１４：００～１６：００
□第１部：１４：００～１５：００
☞ ペア・フリー・チャット
□第２部：１５：００～１６：００
☞ グループ・トピック・チャット
②「グループ・トピック・チャット」用のトピックは、「本ブログ」で事前連絡。必ずご一読いただき、各自でしかるべき準備などをよろしくお願いいたします。
③「出席予定」の方は、メールでお知らせください。「出席予定」の方々に「招待メール」を送らせていただきます。
