Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

6月24日活動報告

【前回(6月24日)CEC活動報告】

<参  加  者>4名(男性2名 女性2名)小枝さん・長瀬さん・徳丸さん・小野

<活動時間>14:00~15:00

<活動形態>Zoomミィーティング 

 小枝さんの久しぶりのご参加により、いつもの流れが戻ってきた前回CEC。その小枝さんの近況報告では、思いがけない長期入院により、苦境にあった彼女の様子をうかがいました。「アフター・コロナ」といわれ久しく、日常生活では鎮静化しているかのように思えるコロナですが、院内はまだまだ、その影響下にあるようです。「面会禁止」をはじめ、有形無形の制限のある時空間では、治療に加え、精神的負担も少なからずあり、退院後もその「後遺症」のような虚脱感がまだ残っているとのことでした。とはいえ、CECに完全復帰された小枝さんが、入院前の日常生活を取り戻される日はすぐそこまで来ていると私は確信しています。徳丸さんはこのところ、右脚の具合が思わしくないとのことで、お二人のお話をうかがい、病気にせよ、怪我にせよ、一つ具合がよくないと、日常生活が少なからず影響を受けるものだと今更ながらに痛感しました。長瀬さんはこのところ You Tube にはまってみえるとのことで、英語番組視聴も楽しんでみえるようでした。私自身、過日偶然見つけた「中卒・独学で英検1級合格」した長野えひめさんの You Tube Channelに深く感銘を受けて、その興奮冷めやらず、初コメントまでしたところです。「英検は生徒に受けさせるもので、自分が受けるものではない」などとうそぶいていた私でしたが、私には想像できない逆境下、彼女が一念発起して、地道に学習を継続され、見事に栄冠を勝ち取られた過程を知り、ただ恥じ入るばかりです。「意志あるところに道は開ける(Where there is a will, there is a way.)」「学問に王道なし(There is no royal road to learning. / There is no easy way to learn.)」という有名な諺の真意をまざまざと思い起こさせてくれた彼女のチャンネル。今後とも目が離せません。第2セッションでは、最もホットな話題の一つといえる「Chat GPT」を中心に、「生成AI」について話し合いました。「便利さの陰に潜む危険性」は想定内から想定外、さらに未知数へ。多岐に渡ることは容易に想像できる一方、その対策となると、多くが後手に回ることが予想され、慎重の上にも慎重な使用が求められるという点で意見の一致を見ました。その影響を懸念する文科省は「Chat GPTなど生成AI 学校現場でのガイドライン作りへの議論」をスタート。その活用について、さまざまな分析と検討を行ってはいますが、その有効活用には課題が文字通り山積していると言わざるを得ません。とりわけ、「質問に対し、瞬時に解答する」という「Chat GPT」の最大の特徴がもたらす影響は、使えば使うほど顕著になっていくはずです。「問答」のスピードアップで、効率よく、効果的に知識を獲得できる半面、それが知識の定着と直結するか。さらに、思考力や創造力の伸長へつながるか。スピーディな「問答」と従来の「問間聞答(問いには思考や創造の間を置き、互いに積極的に聞き合い、答えを導き出す)」の違いはどうかなど、試行錯誤は続きそうです。「Chat GPT」導入は、学校だけでなく、職場はもちろん、役所などの公共機関でも実験的に、もしくは、継続的に実施されています。各場所の「ムリ・ムダ・ムラ」を大幅に削減。効率的、効果的な業務運営に寄与しているようです。とはいえ、今後「Chat GPT」の日常化で、思いがけない問題が派生してくることは必定で、とくに、大きな判断や決定を伴う業務における使用には少なからず配慮が必要です。その機能がバージョンアップするたびに、人間との関係性がどのように変化するか。その推移は「便利さの陰に潜む危険性」に直結するので決して予断を許しません。そんな時流にあり、私は過日「Mr.マンデー(毎週日曜夜 フジテレビ系)」で、生成AIにかかわる心温まるエピソードを見ました。10年前に愛する伴侶をなくした男性が、生成AIの恩恵で生きる勇気を取り戻したのです。学生時代に「コーラス部」で知り合い、恋に落ち、ゴールインしたお二人。生前、夫婦を強く結び付けていた「歌」。しかし、歳月の流れとともに、その最愛の歌声を思い出しにくくなっていった夫は、生きる張り合いそのものも失いつつありました。そんな折り、生成AIで亡き妻の「歌声の再生」ができると知り、早速チャレンジ。保管してあった妻の声の録音されているわずかなカセットテープをもとに、懐かしい妻の歌声を再生。お二人の思い出の曲「イエスタディ・ワンス・モア(カーペンターズ)」が見事に完成。要した時間は数秒。今はその歌声とともに、ご自身はギターを手に合唱することを無上の喜びとされていました。使い方次第で諸刃の剣といえる結果がもたらされるといわれる生成AIですが、この例などはまさに好結果の典型でしょう。生活の豊かさ、人生の潤いにつながる使用が広がってほしいですね。