Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

7月27日活動報告

【前回(7月27日)CEC活動報告】
<参  加  者>3名(男性2名 女性1名)鷲見さん・徳丸さん・小野
<活動時間>13:00~14:20
<活動場所>ぎふメディアコスモス 2Fつながる読書の部屋

1.スモール・トーク

1) 昨今、最も印象に残っている出来事・人物・番組・記事・スポーツなどは?
2)お好きなトピックで何なりと心行くまでどうぞ。

 昼前、紀伊半島に上陸した台風の影響により、雨足が見る見る強くなっていた当日、「メンバーの方が集まるだろうか」と少なからず懸念しましたが、13時前には鷲見さんが、13時には徳丸さんがみえて、いつも通りにスタートすることができました。早朝に早々と中止が発表された「第63回 全国選抜長良川中日花火大会」の話でウォームアップした後、3人が交互に話題を提供して、チャットを楽しみました。鷲見さんには「上高地」で過ごされた清々しい休日を語っていただけました。信じられないほどに澄んだ空気、珍しい高山植物(alpine plants)を堪能されたご様子に、山登りには興味のない私でさえ、夏山の魅力を実感しました。澄みわたる空の下、都会とはまったく異なる澄み切った空気を思う存分に楽しめる上高地は、避暑地としてはもちろん、ライフライン(life line)が充実していれば、移住地として快適ではないかという話になり、住環境、さらに、生活環境(living environment,life circle)として、個々に大切にしているものを出し合うことができ、話が盛り上がりました。私は山登りをしても、頂上に登りつめれば達成感を、その道中においては、スポーツに似た高揚感はあるものの、よくいわれる「空気のおいしさ」などにはやや鈍感で、高山植物などの「自然」をめでるゆとりもあまりなく、同じように山登りをしても、鷲見さんとはかなりちがった感覚を持ち、ちがった光景を見ているような気がしました。一方、徳丸さんは鷲見さんの持ってみえる「山登り感覚」をシェアされている部分が多く、とりわけ、飛び切りの「空気のおいしさ」は山登りの一つの楽しみだと共感されていました。さらに、空気のおいしさを味わうためには、身体のセンサーの繊細な働きが必要だと知りました。風邪を引くなどして、味覚が鈍っていると、味がうまく認知できないと同様、都会生活で、そうした身体のセンサーが鈍っていると、せっかく山に出かけても、おいしい空気を存分に味わえない。そんな話を聞くうち、都会生活に埋もれて、自然との接点をどんどん失っている自身の日々を思わずにはおられませんでした。また、センサー鈍化の大きな一因として、農薬(agricultural chemicals)の影響は看過できず、とくに、この30年来その影響が顕在化してきており、それが私たちはもちろん、次世代のあり方に少なからず影響を及ぼすことが懸念されています。次世代に、政治・経済はもちろん、食や健康における「負の遺産」をできる限りなくせるように、私たちが今できること、今すべきことを少しずつでもカタチにすべきではないかと思いました。

2.“Recent English Topic”コーナー
 テーマ:「リーダーシップとは何か?」

 吉本興業の「お家騒動」は止まるところを知りません。当初は、いわゆる「闇営業」にはじまる「反社会勢力(antisocial forces)」とのつながりが問題視をされていたにもかかわらず、当事者だった2人の芸人の記者会見により、事態は急展開。それは「吉本興業のガバナンスとコンプライアンスのあり方」へとすっかりすり替わってしまいました。「芸人も労働者。契約により、その権利は守られなければならない」。それは言うに及ばずですが、世間を巻き込み、一企業のあり方を、メディアで連日逐一報道することにどれほど意味があるのか。私自身は、首を傾げざるを得ません。世間の興味関心に迎合するかのような、それを誘導するかのようなメディアのあり方には少なからず疑問を感じています。一方で、問題の本質だった「反社会勢力(antisocial forces)」に関する報道はすっかり影を潜めています。枝葉末節に血道をあげているといえなくもないメディアの報道には、今回もうんざりしている人が少なくないかもしれません。そんなおしゃべりをしているうち、吉本興業の岡村社長の号泣会見に関心が集まり、「リーダーシップとは何か?」について、あれこれと話し合うことができました。3人がイメージしたリーダーは、学生時代の恩師や職場の上司で、個々にイメージするリーダーシップもちがっていました。一致するところは、リーダーは「ワン・オブ・ゼム(one of them)」ではなく、あくまでその資質により、メンバーをリードすべきであるということ。一方、それは「強制」ではなく、「共生」を基盤としたメンバーへの「説得」、メンバーの「納得」、メンバーの「会得(物事をよく理解・習得して自分のものにすること)」が求められるという点においても一致を見ました。さらに、鷲見さんからは、組織における「上意下達」は必要だとしても、一方的に「命令する(order)」と「従う(obey)」という関係では、メンバー個々の自主性はもちろん、組織の自浄作用が働きにくいので、双方向のコミュニケーションこそ必要という意見をいただきました。「トップ・ダウン&ボトム・アップ」のバランスは、あらゆる組織の浮沈の鍵です。吉本興業においては、それが昨今、世間的にクローズアップされています。事ここに至り、メディアを通じ、衆人の注目を浴びることになった限りは、今後の日本のリーダーシップのあり方はもちろん、組織のあり方にも踏み込んだ提言がなされることに期待したいものです。