Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

11月23日活動報告

【前回(11月23日)CEC活動報告】
<参 加 者>5名(男性2名 女性3名)大澤さん・大口さん・川那辺さん・鷲見さん・小野
<活動時間>13:00~16:00
<活動場所>ぎふメディアコスモス  2Fつながる読書の部屋

1.アイスブレイク

1) 昨今、最も印象に残っている出来事・人物・番組・記事・スポーツなどは?
2)お好きなトピックで何なりと心行くまでどうぞ。

 13時ジャストに部屋に到着すると、大口さんと鷲見さんがすでに入口で待機してみえた今回のサークル。三人一緒に室内に入るやいなや、英語でおしゃべりスタート。久しぶりにご参加いただいた大口さんを中心に、途切れることなく、話題は展開。あれよあれよという間に、40分が経過。少し一段落を入れようとした矢先、川那辺さんに来室いただき、さらに14時近くまでノン・ストップで英会話を楽しみました。最近は「阿吽の呼吸」が生まれつつあり、互いの様子をうかがいながら、タイミングよく質問を振ったり、トピックを広げたりする方が増え、おしゃべりとはいっても、相応の豊かさが感じられるようになりました。「ワン・ウェイ(一方通行)」ではない、「ツー・ウェイ(双方向)」のコミュニケーションは、おしゃべりは言うに及ばず、本サークルのポリシーの基本ですので、今後さらにみなさんでそのブラッシュ・アップを図っていけたらと切望します。14時過ぎに初参加の大澤さんがみえ、仕切り直しも兼ねて、久しぶりに各自の「自己紹介」をお願いしました。鷲見さん、大口さん、川那辺さんと続いた後に、大澤さんから、自己紹介を兼ね、一つのテーマをいただくことができました。「英語アレルギー克服」に始まる彼女の提案は「英語の教え方」に関する自由闊達な意見交流となり、各自の英語の学び方、教えたご経験をお持ちの方は、教える者として心がけたさまざまなポイントを発表していただけました。シェアできたメイン・テーマは「学習者の英語を学ぶ『目的』が教え方を決める」ということ。義務教育段階では、文科省の「学習指導要領」と、それに準拠した「検定教科書」をベースとした「学校教育」が、学習者(=生徒)の英語学習を規定しています。教師は個々の指導計画に沿って、「到達目標」を具体化し、それに合わせ、生徒たちは個々の学習を進めるとともに、その学習(意欲)に応じ、個々に学習目標を定めています。いわゆる「ミニマム・エッセンシャルズ(= minimum essentials)」以外の発展的な学習内容は、個々の生徒の学習意欲と、それに合わせた学習目標に委ねられているといってよいでしょう。義務教育段階においては、教師の果たす役割はきわめて大きく、よき教師との出会いは一生の財産とさえいえます。とりわけ英語教育においては、それが高等教育における英語学習やその後の進路や人生、しばしば生涯にわたる「教養」としての英語学習につながることさえ少なくありません。みなさんの中にも、そうしたご経験をお持ちの方がみえるかもしれません。今回はそうしたご経験はもちろん、それに類するご経験からのご意見も多数いただきました。さらに、教師や講師など「教える立場」からのご経験をもとにしたご意見もいただき、トータルな話し合いを広げ深めると、「教えることと学ぶことはちがう(Teaching is different from learning.)」を実感する事例が多々ありました。いずれにせよ、大人に英語を教える場合には、「学習目的(goal)」により、「学習用具(tool)」「学習規則(rule)」が変わってくるので、その取捨選択と組み合わせこそ、指導者の腕の見せどころかと思います。私はよく「学習の3つの『ル』(ゴール→ツール→ルール)」を合言葉に、教える側も教わる側も、ムリ・ムダ・ムラのない英語学習を模索していました。この3つの観点から適切に英語学習を見直すことで、個々の学習のつまずきばかりか、学習方法や学習習慣の問題点も浮き彫りとなり、個々の学習者にとって、より望ましい英語学習を提供できたことも少なくありません。しかし、その指導過程は一朝一夕になるようなものではもちろんなく、学習者の成果と課題に始まり、その微妙な変化をもとらえ、指導に活かす感性が必要です。それが指導者の醍醐味である一方、外連味(けれんみ)につながることもあるでしょう。「学びは一生もの」と考えると、「教えは何もの?」という感じもします。今後のサークルのテーマとしてもおもしろいかもしれませんね。川那辺さんからは「東洋のシンドラー」ともいわれる郷土の偉人「杉原千畝」の愛と勇気に満ちた業績を紹介していただきました。戦争の極限の状況下、日本政府の方針を無視し、昼夜を問わず、ユダヤ人救済に向け「命のピザ」を発行し続けた彼のひたむきさこそ「人道主義(humanism)」の鑑です。誇れる郷土の偉人を末永く語り継ぎたいものですね。