Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

11月9日活動報告

【前回(11月9日)CEC活動報告】
<参 加 者>6名(男性3名 女性3名)加納さん・川那辺さん・鷲見さん・永田さん・徳丸さん・小野
<活動時間>13:00~16:00
<活動場所>ぎふメディアコスモス 2Fつながる読書の部屋

1.アイスブレイク

1) 昨今、最も印象に残っている出来事・人物・番組・記事・スポーツなどは?
2)お好きなトピックで何なりと心行くまでどうぞ。

 過日、地元のスーパーマーケットで、成人式以来久しぶりに、かつての教え子とばったり出くわしました。旦那さんとお二人のかわいいお子さんを紹介され、時の流れを痛感するとともに、思いがけない再会に、ベイカリーの片隅でおしゃべりが弾みました。現在「公文の先生」をされている彼女。とくに、児童英語教育について、明るく楽しく語っていただき、たいへん勉強になりました。鷲見さんとアイスブレイクでその話をしたところ、「早期英語教育」について、思わぬ話が広がりました。賛否両論の早期英語教育ですが、よりよい発音を身につけさせるという点では、ネイティブの発音により早く接することに一日の長があるということで意見の一致を見ました。一方で、シャイな子どもにとっては、みんなの前で大きな声で発音したり、ましてそれを矯正されることはしばしば抵抗感を伴うので、一定の配慮、できれば、「個別指導」が望ましいという意見も確認しました。いずれにせよ、世界的な評価を得て久しい公文のカリキュラムと教材は、子どもたちの自主性を引き出せるだけのノウハウとそれを裏付ける十分なエビデンスがあるので、英語教育の一つの成果として評価ができると感じました。チャットはその後、流れの中で、「好きな作家」の話となり、鷲見さんから「ターシャ・テューダー(絵本画家・挿絵画家・園芸家(ガーデナー)」の自給自足のスローライフのお話を聞きました。50歳半ばより、バーモンド州の小さな町のはずれで、その独自のライフスタイルを楽しんでいた彼女。「アメリカ人の心を表現する」ともいわれる彼女の描く絵が、人々で喧騒な都会ではなく、豊かな自然に囲まれた農村で描かれたところに、人間の感性の本質はどこにあるか見る思いがしました。ガーデニングを趣味とされている鷲見さんにとって、季節の花々を愛で、育て続けた生き方は一つの理想と思われましたが、自然とともにあるとはいえ、一人暮らしを楽しんだ彼女の感覚には、私と同様に腑に落ちないところもあったようです。「社会的動物」といわれる人間は、その字のごとく「人の間にあってこそ生きられる」。さらにそれが当たり前とも感じています。「一人暮らしで寂しくないか」。そんな感覚もなきにしもあらずですが、ターシャにとっての一人は「孤独」ではなく、「孤高」ではなかったのか。そんな結論に納まりました。川那辺さんからは大江健三郎さんにファンレターをしたためられたという思わぬエピソードをいただきました。その話に、私自身中学生の頃に、当時の映画雑誌「ロードショー」付録の「スター名鑑」をもとに、大好きだったオリビア・ハッセーにファンレターを送り、印刷とはいえ、サイン入りの返事をもらい、「トップ・オブ・ザ・ワールド」だったことを思い出したので、紹介させていただきました。芋づる式に、当時の課外「英語クラブ」の担当教諭にファンレターを書いてもらい、返事も訳してもらって、自身はそれに一切ノータッチだったことを思い出して、あんな素敵な機会を後々の「英語学習」に活かせないところが、今に続く自身の詰めの甘さだと痛感しました。プレゼンテーションでは、前回に続き、私がまず「歌のリスニング(Top of the World)」をさせていただきました。今回は加納さんと川那辺さんにも初チャレンジをいただき、永田さんからは実際に口ずさんでみえた中学生期を思い出していただけたようです。重点文法である「現在完了」「単語の呼応関係(前後の単語を比較検討し、単語を類推する)例:leaves→trees」など「学習課題」を踏まえた歌の指導の一端を紹介することができました。永田さんには“What’s your expression & action ?”というハンドアウトを用意いただき、言語を絶する虐待と搾取の最中にある世界の子どもたちのために私たちが考えるべきことに始まり、すべきこと、できることを交流しました。そうした国々の悪しき伝統や習慣はしかし、彼らの日常であり、それを変えていくには「教育」を起点とした考え方、「民主主義」を起点とした国の仕組みを変える以外にはないとまとまりました。鷲見さんには「国際遠隔教育講座」で学ばれた「日豪関係の歴史」から、第二次世界大戦前後の思わぬ両国の関係を学び、とくに21世紀以降の両国の緊密な連携、アニメ文化などのよる草の根交流の意外な効果には驚かされました。