Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

12月26日トピック

【次回(12月26日)活動テーマ】 

 今年も残すところ10日を切り、例年通り「今年の〇〇」といったランキング番組がテレビを賑わせ、年の瀬ムードを演出しています。一方で、私自身は年々、年末年始の雰囲気を感じる感性(?)が鈍くなり、あわただしさもそれほどでもない感じさえしています。そんな淡々とした気持ちの中にあり、今年はとりわけ「コロナ一色」で、年末年始という気がしません。自粛や自重を重ねつつ、毎日同じような、メリハリの少ない一年間は、思い出も少ない一年間だった気がしています。そんな中でも例年通り、私がついつい熱く注目していたのは、今や日本人の年末恒例といえる「今年の漢字」です。「日本漢字能力検定協会」主催の本イベントが身近になった頃から、「今年の世相を表す漢字一字」にあれこれ思い巡らしつつ、「師走」を感じることが私の「年末ルーチン」になりました。そんなささやかな「マイ・ブーム」の歴史の中で、今年ほど「今年の漢字」の予想が容易だった年はなかったでしょう。“誤差”こそあるにせよ、「コロナ関連」の漢字をいくつか挙げれば、どれかあてはまるのではないかと思えるほど、今年のマスメディアはコロナに埋め尽くされました。世界でも同様のイベントをすれば、おそらく同様の結果に落ちつくでしょう。それほどにわかりやすい年でした。結論からいえば、「今年の漢字」は、ご存知「密」に決定。異論を挟む余地は皆無ですし、そういわれれば、これに勝る漢字はないと誰もが思うのではないでしょうか。「密」と聞き、私もこの一年間の「新しい生活様式」の基本となった「三密」を、今さらながらまざまざと思い起こしました。もう一つ、「新しい生活様式」を演出するためには不可欠となった「マスク」と同様、「三密」が板についた私たちの日常生活は、昨年今頃とはすっかり様変わりしてしまいました。今年最後の「グループ・チャット」においては、そのあたりのことも加味し、みなさんが抱いてみえる、または考える「今年の漢字」を発表していただけたらと思います。なかなか思い浮かばない方、いくつもあって一つに絞れない方など、状況は異なるかもしれませんが、個々が考えた漢字を持ち寄り、いろいろなことがあった令和2年をしめくくれたらいいですね。その漢字に込めた思いや、それにつながるような思い出なども語っていただけたら、思いがけない展開も生まれるかもしれません。尚、「日本漢字能力検定協会」による資料を別途添付させていただきました。よろしければ、ご意見をまとめる際にご活用くださいませ。ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。 

【令和3年のCECの持ち方について】 

 コロナによる思いがけない“長期中断”により、再開目途が立たなかったCECでしたが、みなさまのお力添えもあって、何とか今年最後の活動を実施できるまでになりました。改めまして、感謝申し上げます。「来年のことをいうと、鬼が笑う」かもしれませんが、コロナにより、何かと世の中の動向が変わっていく今、CECの持ち方などについて、一度みなさんのご意見、ご要望をお聞きしたいと考えています。今年の総括から、来年以降のよりよい方向をと思います。この機会に、気軽に、率直に、お話いただけたら幸いです。 

<参考資料>2020年12月14日 公益財団法人日本漢字能力検定協会

全国208,025票の応募の結果、今年の世相を表す漢字一字が決定! 2020年「今年の漢字®」第1位は「密」 ~「密(ミツ/ひそかに)」が表す2020年とは~

 公益財団法人日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区代表理事:髙坂節三)は、皆様に漢字の奥深さと意義を再認識していただくための活動の一環として、毎年年末に今年一年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集し、最も応募数の多かった漢字を、京都・清水寺森清せい範はん貫かん主すの揮き毫ごうにより発表しています。本年も、11月1日(日)から12月6日(日)までの期間、2020年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集した結果、208,025票(※昨年2019年は216,325票)の応募をいただき、「密」が28,401票(13.65%)を集めて1位となりました。世界中が新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けた一年。“3「密」”という言葉が提唱され、生活・行動様式が「密」にならないよう国民が意識し続けた。海外でも3C(Crowded places, Close–contact settings,Confined and enclosed spaces)としてメッセージを発信されるまでに。また、政治判断が「密」室で行われたことや芸能界での「密」会報道などでも使われた年。

新型コロナウイルス感染症が日本を含め世界的に流行し、年初から現在に至るまで日々の活動が制約された一年。多くの方が「密」という漢字一字を意識し続けた。 

・1月に日本でも最初の感染者が発表されて以降、新型コロナウイルス感染症の流行は収まることなく年末を迎えることに。感染防止策として、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」を避けることが政府から要請され、自治体からは『NO !3「密」(密閉・密集・密接)』という言葉が発信された。多くの人が常に「密」を意識しながら行動するようになり、日常生活にも大きな影響を及ぼした。

⚫ 大切な人との関係が「密」接になり、人とのつながりの大切さを再認識する機会になったとの声も。

・「密」を避けるための新しい生活様式が提唱され、在宅勤務でのリモート会議、オンライン飲み会や遠方の友人・親類などと映像を通してバーチャルに会う機会が生まれた。物理的距離があるなかでも「密」に人との関わりを持つことができる、と感じた人も多かった。来年こそは対面で「密」に人と関わり合えるようにとの願いも込められた。

⚫ 政界、芸能界でも秘「密」が多かった一年。 

・政治では、日本学術会議の一部会員の任命拒否が内「密」に行われたことで問題に。また、芸能人の「密」会報道や薬物報道など、「ひそかに」という秘「密」の意味で使われることもあった一年。

                             (応募者が「密」を選んだ理由の概要)「密」(ミツ・ビツ/ひそかに・こまかい)

意味①ひそか。ひそかに。②すきまがない。こみいっている。厚い。③こまかい。くわしい。④「密教」のこと。((公財)日本漢字能力検定協会発行『漢検漢字辞典第二版』・Webサイト「漢字ペディア®」より)

 

2020年「今年の漢字®」トップ20

1位

「密」 (ミツ・ビツ/ひそかに・こまかい)

28,401票(13.65%)

*

2位

「禍」 (カ/わざわい・まが)

13,655票(6.56%)

*

3位

「病」 (ビョウ・ヘイ/やむ・やまい

10,369票(4.98%)

4位

「新」 (シン/あたらしい・あらた・にい・さら)

9,882票(4.75%)

5位

「変」 (ヘン/かわる・かえる)

7,037票(3.38%)

6位

「家」 (カ・ケ/いえ・や・うち)

6,865票(3.30%)

*

7位

「滅」 (メツ・ベツ/ほろびる・ほろぼす)

5,200票(2.50%)

*

8位

「菌」 (キン/きのこ・たけ)

5,062票(2.43%)

9位

「鬼」 (キ/おに)

4,840票(2.33%)

*

10位

「疫」 (エキ・ヤク)

4,082票(1.96%)

*

11位

「粛」 (シュク/つつしむ)

3,513票(1.69%)

*

12位

「染」 (セン・ゼン/そめる・そまる・しみる・しみ)

3,186票(1.53%)

13位

「耐」 (タイ/たえる)

2,913票(1.40%)

14位

「感」 (カン)

2,368票(1.14%)

*

15位

「命」 (メイ・ミョウ/いのち・おおせ・みこと)

2,179票(1.05%)

16位

「離」 (リ/はなれる・はなす・かる・つく・ならぶ・かかる)

2,171票(1.04%)

*

17位

「災」 (サイ/わざわい)

1,896票(0.91%)

18位

「苦」 (ク/くるしい・くるしむ・くるしめる・にがい・にがる・にがな・

はなはだ)

1,773票(0.85%)

*

19位

「休」 (キュウ/やすむ・やすまる・やすめる・いこう・やめる・

さいわい・よい)

1,762票(0.85%)

*

20位

「悲」 (ヒ/かなしい・かなしむ)

1,338票(0.6%)