Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

3月11日活動報告

【前回(3月11日)CEC活動報告】

<参 加 者>3名(男性2名 女性1名)徳丸さん・長瀬さん・小野

<活動時間>14:00~15:20

<活動形態>Zoomミィーティング

 小枝さんから「花粉症」の連絡をいただき、本格的(?)な春の訪れを感じた前回CEC。冒頭「春」という言葉からイメージするものを交流していると、私たち3人には意外な共通点が。徳丸さんと私は3月、長瀬さんは4月と、全員が「春生まれ」。時代も環境も異なるとはいえ、この時期にわが子の誕生を迎えた個々の親心としては「春めいた」、何か共通するものがあったかもしれません。私の場合、出産予定日が「3月3日」だったこともあって、母はかわいい女子を希望(というか、確信)。私が産声を上げた時は…だったと聞きました。一方、父はよくある「キャッチボールができる息子」希望だったので、元気な産声に満願成就だったことでしょう。人間は生まれ落ちた瞬間から、自身の預かり知らぬところで、既にドラマに満ちています。そんな父ですが、早いもので2月5日の逝去から1ケ月余。91歳の天寿を全うできたことは、本人はもちろん、今日まで有形無形のお世話をいただいた周囲の方々への感謝の念に堪えません。穏やかな最期の時、そこに眠っているかのようだった父。ドクターが席を外した一瞬、指先のパルスオキシメーター(血中酸素濃度計)が一気に下降。それに気づいた妹が父の口元に手をやった時、父はもうこの世の人ではなかったようです。何も知らないドクターがまもなく室内へ。父の経過を聞き、静かにその左手をとり、「たった今でしたか?」と私たちに一言。私たちが誰とはなしにこくりと頷くと、改めて「時刻」を申し渡されました。私にとって初めての臨終の立会は、眠るように生き、そのまま眠るように逝った父。生前、無口だった父の唯一の口癖「平生往生」を体現したかのような最期に、私はこれを父の遺言と受け止め、これからの人生を歩もうと心を新たにしました。今、「その後」のことで何かと気忙しい日々ですが、過日は岐阜市役所に出かけた際、「お悔みコーナー」という遺族専門部署で心温かい対応をいただきました。90分の対応はまず必要書類申請から。フローチャートで書類をピックアップし、帰宅時にまとめて手元に届くように、申請していただけました。体験者の方々から「書類のためのフロアたらい回し」という儀式を聞いていた私は、あまりの手際よさに心底感心。スタートから安心して、担当の方に向き合うことができました。その後も、書類申請が続きますが、その落ちついた穏やかな口調と場にふさわしい和やかな担当者Oさんの雰囲気に、時のたつのも忘れました。私自身はご多分に漏れず、「税金は安いほどよい」わけですが、心身が非日常の最中にある今、微細にわたり、行き届いたサービスをしていただき、人生で初めて「納税者でよかった」と実感しました。しばしば事務的な対応の代名詞のようにいわれる「お役所仕事」ですが、「仕事は組織なり」である一方で、「仕事は人なり」。「プロフェッショナル」はどこにでもいますし、そんな方々と出会えることが、私たちの人生の一時に彩りを添えてくれますね。いずれにせよ、組織は「適材適所」の人選で社会に多く還元してほしいものです。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】  

 スマホを持たない私がなぜ “Tik Tok”をテーマに?メンバーのみなさんは自然にそう思われたでしょう。「自分とは縁のないアプリ」といわれた方もあり、話し合いは二転三転しました。一つ言えることは、それを支持する若者たちの感性には、多くの昭和世代に解せない一面があること。彼らは「高度な編集スキルを必要としない」「短い映像が主流」というそのコンセプトを存分に生かし、楽しみ、“Tik Tok”に埋もれた生活をよしとします。画面越しの匿名の視聴者からより多くの支持を得るために、挙げ句は「くら寿司事件」に見られたような「触法行為」さえ躊躇しません。もちろん、それに依存することで懸念される種々の健康被害も看過できないところまで来ています。“Tik Tok”を使っているように見えて、それに使われている若者は決して少なくないはずです。今回出された十代への「年齢制限」は、それらに対する社会的批判に応える(or かわす)ために出されたものですが、これを生かすも殺すもすべては保護者(の本気)次第。スポンサーたる保護者がこれを契機に、わが子にどう向き合うか。一方、昨今のスマホ事情を見聞きすると、保護者への同情を禁じ得ないことも少なくありません。ただのスマホユーザーたる保護者では、スマホ(スーパー)ヘビーユーザーたるわが子のスマホ使用をコントロールしようがありません。抜け道だらけ、ウルトラCを知り尽くした子どもたちと、その背後にいる無数のユーザーの支持を越えられるような「スーパーペアレント」はそうそういるものではありません。“Tik Tok”はもちろん、スマホとともに変わっていく今日の社会情勢は、保護者の永遠の心配の種になりそうです。