Chatty English Circle

"Chatty English Circle" の活動予定&活動報告を紹介しています。

3月6日活動報告

【前回(3月6日)CEC活動報告】

<参 加 者>4名(男性2名 女性2名)川那辺さん・徳丸さん・永田さん・小野

<活動時間>14:00~15:30

<活動形態>Zoomミィーティング 

 ウォームアップは、川那辺さんと徳丸さんが各々所属してみえる「日本語ボランティア教室」を振り出しにスタート。コロナ禍にあり、「対面式(One-on-one)」「オンライン(Online)」を併用せざるを得ない昨今、そのご苦労を垣間見る思いがしました。テキストを活用できるのはもちろん、相手の表情から息遣いに至るまで、直に感じられる「対面式」のよさはやはり何物にも代えがたいようで、今のところ「オンライン」は分が悪いと感じました。とはいえ、「時代の要請」であり、「今後の潮流」となるオンラインを自在に使いこなすことは私たちの課題です。CECの「Zoom活用」も、オンラインのスキルを磨くきっかけにしていただけたらと思います。その後、話題はお二人の教え子たちの簡単な紹介へ。それぞれまったく異なる背景があることを知るとともに、私たちでさえも不自由で不便なコロナ禍の日常生活が、彼らのあらゆる面に及ぼしている影響をひしひしと感じました。そんな中、川那辺さんの3名の教え子の一人、バングラディシュ出身の生徒さんが幼稚園から英語を学び、その堪能な英語力をベースにして、日本語力を着実に伸ばしてみえる様子をお話いただきました。世界最貧国の一つとされているバングラディシュですが、それぞれの家庭の状況に応じ、英語教育が施され、英語をツールとし、世界雄飛を図る若者たちが数多くいる現状の一端を見る思いがしました。日本語ボランティア教室の話題が一段落後、話の流れで「スポーツ」へ話題は徐々にシフト。「九州の小中学校には土俵があり、学校間では相撲大会も行われていた」。徳丸さんからそんな興味深いお話をいただき、よくいわれる「九州男児」という言葉を噛みしめるとともに、九州のお土地柄について、おしゃべりが弾みました。併せて、「大相撲」が話題となり、徳丸さんは「栃若時代」について、私は自身が学生時代の4年間、空手道に打ち込んでいた当時、角界屈指の大横綱であり、格闘技者として、憧憬の的だった千代の富士について、その魅力を話しました。3人とも小兵ながら、抜群の粘りはもちろん、ここ一番には並々ならぬ勝負強さを発揮して、大相撲史に燦然と輝く数々の記録を刻みました。話題はさらに、他のスポーツにも及び、近年脚光を浴び続けている「フィギュア・スケート」へ。不動の男子第一人者たる羽生結弦選手、ジュニア時代から全国民に愛され、惜しまれて引退した浅田真央さんが話題に。ソチ五輪ショートプログラムで、転倒や回転不足で痛恨の16位に沈みながら、翌日のフリーでは「伝説の演技」を披露。奇跡の6位入賞を果たした浅田さんは、私にとっては、すべてのアスリートの中でも特筆される存在です。全世界を魅了したあの演技は、私にはいつ観ても、あの時のままの色褪せない感動とともにあります。一人の人間が人生のすべてを注ぎ込んできたもので、完全燃焼した「最高の瞬間」は「人生のパフォーマンス」と呼ぶにふさわしく、スーパースターとしての輝き、アスリートとしての強さ、周囲への感謝の心を忘れない人格、勝負に賭ける勇気は後世に語り継がれるものでした。

 

【前回反省と今後のCECに関する提言】 

 「英語学習と聞いて、思いつくことは?」「最も大切と思う語学スキルは?」の2点を中心に話し合った前回CEC。どちらも「語学学習」の本質に迫る質問で、個々の知識と体験を踏まえたフランクな意見を交流できました。「英語学習」については、昨今の国際社会に占める英語の重要度はもちろん、歴史的変遷に見る英語のあり方について、活発な意見が出ました。「世界には約6900の言語があり、『中国語、スペイン語、英語』の順に母国語話者がいる。そんな中にあって、英語が確固たる地位を占めてきた理由は…」と、手書きの資料も交えて、説明された川那辺さん。インターネットの普及により、その圧倒的優位性をさらに高めた英語の役割を痛感しました。永田さんは、先進国や国際連合において、英語がいかに重要な言語かを話され、英語の歴史的な役割を再認識しました。私は、「昨今の英語学習」のイメージから「商業主義(≒お金儲け)」の観点で話しました。「話せなければ、英語でない」式のコマーシャルで、効果がなかなか上がりにくい「話すスキル」に英語学習者を誘導。膨大なレッスン料をせしめる一部悪徳業者のあり方に疑問を呈しました。「最も大切な語学スキル」としては「聞く力」を挙げる方が多く、とくに「くり返し聞く力」こそ、英語習得の最大の鍵という意見もありました。私のように、「じっと聞く」ことが苦手な人間には、「聞く」「話す」を呼吸のごとく、効率的に身につけられる手立てはないかとなりますが、その学習のバランスは考慮するにせよ、いかに英語を聞くか。それをまず優先すべきでまとまりました。